■ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 オープニングラウンドグループB 韓国 9ー6 ドミニカ共和国(16日 天母スタジアム)
韓国が最大6点ビハインドを終盤の集中打でひっくり返し、ドミニカ共和国に執念の逆転勝利。オープニングラウンド2勝目(2敗)を挙げ、崖っぷちからスーパーラウンド進出へ望みをつないだ。
2015年第1回大会で優勝、2019年第2回大会では準優勝の韓国だが、今大会は苦戦を強いられている。開幕戦で地元・台湾に3-6で敗れると、2戦目はキューバに8得点で快勝、しかし前日は日本の前に2度のリードを守り切れず逆転負けを喫し1勝2敗。一方のドミニカ共和国は、開幕戦でキューバに逆転勝利も2連敗で1勝2敗と同率対決に。
先発右腕のイム・チャンギュ(31)が2回に先頭の元日本ハム、6番・アルカンタラに左前安打を浴びると、ダブルスチールや連続四球で無死満塁。ここで9番・デレオンの遊ゴロ併殺間に1点を失い0-1。
打線は相手先発・キロームの前に3回までパーフェクトに封じられる苦しい展開。するとイム・チャンギュは4回、アルカンタラに右中間への2ランを浴び0-3。さらに2番手右腕・ソ・ヒョンジュン(23)も連打で一、二塁のピンチを背負うと、元日本ハム・ハンソンに左前適時打を浴び0-4と突き放される。
5回には3番手・チョ・ビョンヒョン(22)が2死からアルカンタラに2打席連続となるライトへのソロ本塁打を浴びるなど、4回から6回まで3イニング連続失点で0-6と大差をつけられる。
打線は直後の5回に6番・ソン・ソンムン(28)にチーム初安打となる中前安打を放つも後続が凡退。5回までわずか1安打無得点と苦しい展開。
それでも6点を追う6回に好投のキロームが降板。2番手・H.ペレスに対し、連続四球と内野ゴロで1死二、三塁のチャンス。ドミニカ共和国は3番手・J.ロドリゲスに交代も、平凡な投ゴロを一塁へ悪送球し2人が生還。さらに2死から4番・ムン・ホギョン(24)、5番・パク・ドンウォン(34)の連続適時二塁打で4-6と猛追。
さらに8回には、2本の安打で2死一、三塁とし、ソン・ソンムンの右前適時打で1点差に迫ると、2死から8番・パク・ソンハン(26)が2点適時三塁打を放ち7-6とついに逆転に成功。火のついた打線はさらに2本の適時打が飛び出しこの回一挙5得点で9-6とし逃げ切った。
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