石川県能登地方を襲った記録的豪雨からきょうで2か月です。今も断水が続く避難所もあり、不便な生活が続いています。
9月の豪雨で大量の土砂や流木が押し寄せた珠洲市大谷町では、2か月が経ついまも、多くの建物でいまだ土砂が堆積したままです。浄水場にも土砂が流れ込み、現在も断水が続いています。水道の蛇口をひねっても水は出ません。
「こういった状態で水は出ない。こういう状態がずっと続いている」
断水が続くこの地域では週に3回、給水車で生活用水が届けられ、住民たちは住み慣れた故郷で力強く暮らしています。
大谷小中学校避難所 川端孝本部長
「こんな言い方も変だが、断水慣れしているので、1月1日の発災当初から5月いっぱい断水でしたので、その生活をしていたので、比較的、今回の断水についても皆さん対応できている。我慢強いような状況です」
9月の豪雨では15人が亡くなり、おととい時点で、輪島市と珠洲市で367人が避難生活を続けています。
大谷小中学校避難所 川端孝本部長
「(避難所には)断水が解消されても、自宅のほうの修繕がまだ済んでいない方もいるので、もうしばらくは水が使えない状況が続くかと考えられるので、避難所は閉鎖できないなというふうには考えている。(Q.中には避難所で年を越す方も?)そのような覚悟でいる」
断水の解消は、一部の地域を除いて今月下旬の見込みです。
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