JR東日本千葉支社は房総半島を走るJR久留里線の一部区間の運行を廃止し、バスなどの新たな交通体系に転換する方針を発表しました。
JR東日本 土沢壇 千葉支社長
「鉄道の運行は取り止めをして新たなモードに転換していく」
JR東日本千葉支社はきょう(27日)午後2時から行われた定例会見で、JR久留里線の久留里駅から上総亀山駅間について今後、運行を取り止めると発表しました。
この区間は、現在、上り9本、下り8本の鉄道が運行していますが、今後バスなどを中心とした新たな交通体系に転換してこれ以上の運行本数を確保し、利便性を向上させたいということです。
JR東日本の土沢壇千葉支社長は「できるだけ早くしたい」と話したうえで、転換の時期については未定だとしています。
久留里線沿線では自家用車の利用が進んでいることなどから、久留里駅から上総亀山駅間の2023年度の1日の利用者数はJR東日本の発足時の1987年と比べるとおよそ9割減少していました。
こうした中、JR東日本は去年から県や君津市などと現状や課題について話し合う検討会議を行ってきました。
先月28日に報告書がまとめられ沿線地域の移動需要を考慮すると「自動車中心の交通体系に移行することにより、より利便性が高い地域公共交通が実現する」と結論づけていました。
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