読売新聞グループ本社の渡辺恒雄・代表取締役主筆が亡くなったことを受け、岸田前総理は「言論人として、日本の戦後史に大きな影響を残した方だった。1つの時代が終わった」と述べ悼みました。
岸田前総理
「渡辺主筆の旧制中学は、私自身の学校(開成高校)の先輩でありました。よって若い頃から大変親しくご指導いただいた、私にとりまして大変大きな存在でありました。また言論人としてマスコミ人として、大きな影響を、日本の戦後の歴史において、残された方でした。一つの時代が終わった。こんなことを感慨深く感じています」
岸田前総理は渡辺氏の業績をこのように評価した上で、自らの総理在任中も度々面会し、指導を受けていたと明らかにしました。
また、岸田氏は「わたしの政治人生にとって大切な方だった」と述べ、悼みました。
また立憲民主党の野田代表は「長年にわたって日本の言論界を牽引してきた巨星」とお悔やみのコメント発表しました。
さらに渡辺氏と自身の思い出として「内閣総理大臣在任中の2012年8月、尖閣諸島の国有化を進める際、総理公邸にお招きをし、ご相談しながら、会食をしたことがありました。歴代の内閣総理大臣と深くお付き合いされてきた方でしたが、初めて公邸に来たと仰り、楽しそうにお話しになられていた笑顔を忘れることができません」などと振り返りました。
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