■全日本フィギュアスケート選手権2024(20日、大阪・東和薬品RACTABドーム)
女子シングルのショートプログラム(SP)が行われ、4連覇を狙う世界女王の坂本花織(24、シスメックス)が78.92点をマークし、貫禄の首位スタートを切った。
世界ジュニア女王の島田麻央(16)が3回転アクセルを着氷させるなど、75.58点の2位。GPファイナルで日本勢最高の銀メダルを獲得した千葉百音(19、木下アカデミー)が74.72点で3位に入り、22日のフリーに挑む。
坂本は冒頭で幅のあるダブルアクセルを落ち着いて決めると、続く3回転ルッツも着氷。後半はGPファイナルで転倒してしまった3回転フリップ-トウループの連続ジャンプも決めて勢いに乗ると、情熱的な曲調に合わせたスピン、ステップを披露。演技後は本人も納得の表情をみせ、観客の声援に応えた。
演技後、坂本は「自己ベストに近づいてうれしいです。それでもまだ取りこぼしもあって、伸び代があるということなのですごくやりがいになります」とさらなる高みを見据え、「今回のショートはファイナルよりも自信を持っていけた」と振り返った。「勝ちに行こうとした時ほど成績がいいなと気づいたので、今日までに強気で行かないとなと思い返すことができて良かった」と3位に終わったファイナルから上手く修正できたと手ごたえを感じたようだ。
島田はシニアの大会ではSPから跳べる大技のトリプルアクセルを着氷させると、両手をあげた3回転フリップ、3回転のルッツートウループも決めて得点を重ねた。演技後は大歓声が響く中、ガッツポーズをみせたが、得点はアクセルで回転不足の判定となり、坂本の得点に及ばず2位。
演技後は「3Aを入れた分もう少し点数が伸びてほしかった。まだまだ足りない部分があるのだと思います」と振り返った。ジュニア年代での全日本制覇ならば2003年の安藤美姫以来となり、フリーでの逆転を狙う。
【女子ショート結果】
1)坂本花織 78.92点
2)島田麻央 75.58点
3)千葉百音 74.72点
4)樋口新葉 71.05点
5)松生理乃 70.79点
・【検証】「布団の上に毛布」が暖かい説 毛布は布団の「上」か「下」か 毛布の正しい使い方【Nスタ解説】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】