■第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会(7日、兵庫、ノエビアスタジアム神戸)
準決勝の2試合が行われ、大会史上初の3連覇に挑む藤枝順心(静岡2)は、大商学園(大阪1)と対戦し2-0で勝利。神村学園(鹿児島)も常盤木学園(宮城2)に2ー0で勝利し、12日に行われる決勝(ノエビアスタジアム神戸)に駒を進めた。
ここまで4試合で32得点の藤枝順心、FW藤原凛音(3年)、FW弦間結月(3年)が4試合連続ゴール中と攻撃陣が好調、2024年8月の全国高校総体決勝で対戦した大商を相手に前半から猛攻、藤原中心に大商守備陣を崩しにかかるがキーパー・勝間田葵(3年)の好セーブなどで得点が奪えない。前半は0-0で折り返した。
後半も開始から藤枝順心ペース、それでも大商はキャプテンのU17W杯日本代表の太田美月(3年)を中心に藤枝順心の攻撃を跳ね返していった。そして、後半24分、卒業後はジェフ千葉レディースに加入が決まっているキャプテン・植本愛実(3年)から右サイドに走りこんだサイドバックの松本琉那(3年)へ、この完璧なボールを松本がゴール左サイドに蹴りこみ、藤枝順心が先制点を挙げた。
さらに後半終了間際、藤枝順心は弦間が前線でボールを奪うと、鈴木由真(2年)にパス、鈴木はペナルティエリア外からミドルシュートを狙うとボールはゴール左隅に吸い込まれ、2点目を奪った。藤枝順心は完璧な試合展開で大商に勝利し決勝進出、これで5試合34得点、失点は0と圧倒的な強さで大会史上初となる3連覇にあと1つと迫った。
2012年以来、13年ぶり6度目の優勝を狙う常盤木学園は前半24分に全試合スタメン出場の中盤の山下杏梨(3年)が負傷交代するアクシデント。神村学園にボールを支配され9本のシュートを許したが、集中したディフェンスで得点を許さず前半は0-0で折り返した。
後半開始早々、神村学園は漆島祐衣(1年)が左サイドの原田真心(2年)へ、原田が切り込むと、漆島へリターン、漆間がシュートを打つが、常盤木のキーパー・榊原碧彩(3年)がパンチングで好セーブした。常盤木も東堂正枝(3年)がチャンスを作ったが今度は神村学園のキーパー・濱田桃奈(1年)が好反応、ゴールマウスをしっかり守った。
後半21分、神村学園は波状攻撃を続けると、右サイドを成田夢愛(3年)が切れ込むと、中央の上田麻莉(3年)へ繋ぎ、最後は安田美泉(3年)が押し込んで神村学園が先制点を奪った。
さらに26分、神村学園はコーナーキックから児玉一穂(3年)のヘディングシュートが弾かれるが、そのボールに途中出場の新原 由菜(3年)がダイビングヘッドで押し込み2点目を奪った。多彩な攻撃を見せた神村学園は3年ぶりの決勝進出、2019年以来となる藤枝順心との決勝で4度目の優勝を狙う。
※写真は藤枝順心(先制ゴール時)
【準決勝結果】
大商学園 0-2 藤枝順心
神村学園 2-0 常盤木学園
【決勝(12日)・対戦カード】
神村学園- 藤枝順心
・【検証】「布団の上に毛布」が暖かい説 毛布は布団の「上」か「下」か 毛布の正しい使い方【Nスタ解説】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】