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「僕の現役最後の打席って誰も知らないでしょ?」イチローも初めて知る松井秀喜のラストシーン「縁がある、実はね」

総合
2025-01-09 06:16

野球界の二人のレジェンド、イチロー(51)と松井秀喜(50)が10年ぶりに再会し、スペシャル対談が実現した。日米通算4367安打を記録したイチローと、日米通算507本塁打で名門ヤンキースを世界一に導き、ワールドシリーズMVPにも輝いた松井。そんな二人の“引き際”とは。38歳で引退した松井の知られざる“現役最後の打席“も、実はイチローとの縁があったという。(第5回/全6回)


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松井の現役最後の試合にイチローが・・・

松井秀喜:僕の現役最後の打席って誰も知らないでしょ?
※松井は38歳、イチローは45歳で引退


イチロー:確かにイメージはないよね。


松井:イメージないでしょ。イチローさんはね、東京ドームでね、ああいう素晴らしい形で終わったりとか。(※イチローは2019年年3月21日、東京ドームで行われたマリナーズvsアスレチックス戦で現役を引退)


イチロー:(頷く)


松井:(自分は)誰の記憶にも残ってない。自分は、これが引退ですっていう感じで引退してないんで。戦力外になってね、最後終わったんで。その最後の打席っていうのは、実はですよ。イチローさんは覚えてないと思いますけど。タンパベイでのマリナーズ戦、3戦目の最後の9回ツーアウトから代打で。


イチロー:えーーっ!(驚)


松井:そうなんです。それがイチローさんのマリナーズでの最後の、トレード前の最後の試合だった。


イチロー:あっ!ホント!


松井:実はそういうあれがあった。だから、僕の最後の打席は、イチローさんのマリナーズの最後の試合だった。


イチロー:へえー!


2012年7月22日のタンパベイ・レイズ対シアトル・マリナーズ。レイズが1点を追い(1対2)迎えた9回裏2死一、二塁の場面で「代打・松井」が告げられた時、ライトを守っていたのはイチロー。そのイチローも移籍前最後の守備となった。


松井:初球ショートフライで終わりです、チャンスで。引退です。それが僕の現役最後の打席で。


イチロー:いやー、それ全く知らなかったね。


松井:自分の最後の打席の場に、イチローさんがいて。


イチロー:だから縁があるね、実はね。


松井:そうなんです!前から言ってるように、遠いようで、ちょっとちらっちらっと、かすっていってるっていうね。それが、非常に二人の中でおもしろいなっていうのはね、自分で勝手にそうやって思ってるんです。


イチロー、最後は古巣マリナーズに戻って引退

イチロー:僕の場合は、マイアミ(マーリンズ)の3年間が終わって、それこそジーターがオーナーになるタイミングで。(※イチローは2017年11月、マーリンズからフリーエージェントに。D.ジーターは2014年に引退後、17年オフにマーリンズのCEOに就任)


松井:あー、そうでした、そうでした。


イチロー:ちゃんと(ジーターが)球場まで直接、面と向かって「契約はもうここで来年からはない」ということを伝えてくれたんだよね。だから、それですごくすっきりしたし。まあ、次に進むしかない。そこで、オファーがあるかどうかわからないけれど、待つしかないんで。キャンプも始まって。3月に試合始まって・・・(オファー)なかったら、けじめつけないとなぁって思ってたの。


松井:(頷く)


イチロー:そうすると、どのタイミングでそれ(引退)をするのか。シーズン始まってからじゃもう遅いし、例えば、いつも自主トレやってる神戸の球場で、何人かの記者さんに来てもらって話する。ひっそりとだよね、それって。そういう終わり方かもなって思ってたところに、マリナーズからオファーが来たんだよね。それでマリナーズに戻してもらった。僕から望んでトレードになった、当時とはもちろんGM違うけど。自ら志願して出て行った人間を、また戻してくれるんだ、って。それがすごく嬉しくて。どんな条件だって、もう関係ないじゃない。だから、チームが望むことは何でもしたいっていう気持ちもそのとき当然、これはもう裏切れないから。


松井:そうですね。


イチロー:だから、そんな中での2018年の練習だけの日々、まあ5月頭くらいの話なんだけど。でも翌年(2019年)には東京で2試合、(マリナーズの)開幕戦が決まっているし、そこに出るチャンスはある。これで終わりじゃないということは、口頭だったけれど、伝えてもらっていたんで。遠いけどそこからは。でも辞める理由もないから。練習はできるわけだし、それはいろいろ冷やかしはあったけれども、そういう耐性は僕なんか結構持ってるから、いろいろこうね、ごちゃごちゃ言われる耐性は。免疫力結構高いんで。だから練習だけの日々なんか、僕にとっては、全然苦じゃなかった。先があるからまだ。


松井:(頷く)


イチロー:でも怖かったのは、周りは多分できないだろうと思ってる。5月頭から9月終わりまで練習だけの日々なんて。長く(現役を)やってきた人間ができるわけがないと、多分思ってるんじゃないか。なんかそういう圧は嫌だなって、怖いっていうか嫌だなって思ってたんだけど。それはそれで、試されてるっていうところもあるから、負けたくないし。それできたら、きっと何か将来の自分にとってもね、こんな経験、そんな経験なかなかできないからね。しんどかったけど、のちにいい経験になるかもなという思いもありながら、過ごした日々だったんだよね。だけど、やっぱブランクはね、当然長くて。ゲームはできないわけだから。2019年春キャンプスタートしたって、なかなか結果が出ない(※2019年オープン戦の打率.080)。年齢的なことも考えれば、当然周りはこれで(引退)っていうことも、普通といえば普通。


松井:うん。


イチロー:キャンプが終わって東京には行くんだけれど、その後はもうないということを伝えられたときに、じゃあ、別のチームを探るかって言われると、全くその選択肢はなかったの。


松井:うん。


イチロー:もうそのときが、僕の引退の決断をするときだって思ってたんで。それはもうすっきり。できるできないに関わらず。もうすっきり、じゃあもうここで僕は、他のチームの可能性を探るなんてことは、もう一度マリナーズを離れるっていう選択は僕の中にはなかった。


松井:逆に日本ていう選択肢もなかった?


イチロー:全くなかった。


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