石破総理は、今年初めての外遊先となるマレーシア、インドネシアに向けて出発しました。狙いの1つが、アジアで影響力を強める中国への対抗です。
石破総理
「不確実性を増す国際社会の中にあって、東南アジアとの関係は今まで以上に大事にしていきたい思っております」
マレーシア、インドネシアとの首脳会談では、防衛装備品などを無償で供与する枠組み「OSA=政府安全保障能力強化支援」をはじめとする安全保障分野や、インフラ・エネルギーなど経済分野での二国間関係を強化する見通しです。
背景には東南アジア諸国への影響力を強めている中国の存在があります。
もともとマレーシアとインドネシアは対立が続くアメリカと中国に対し、等距離外交を基本としています。
しかし、年明けには中国やロシアなどが主導する新興国の枠組み「BRICS」にインドネシアが正式加盟し、マレーシアも加盟の意向を示すなど、中ロ側に接近する動きも見せています。
ある政府関係者は、この2か国は地政学的にも「海上交通の要に位置している」と話し、中国やロシアとの関係を深めないよう牽制したい考えを示しています。
石破総理の妻・佳子さんもファーストレディーとして外交デビューする今回の外遊。中国に負けない日本の存在感を示せるかが、今後の地域情勢を占うカギとなります。
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