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LTE(4G)、Wi-Fi、Bluetooth、各無線規格の違い、メリット・デメリットを理解する

2016-09-28 10:00:00

LTE(4G)、Wi-Fi、Bluetoothといったワイヤレス通信規格。いずれもケーブルなどを利用せず様々な機器と接続できるので、それぞれの違いや特徴などを特に意識せずに使っていると思います。

しかし、例えばWi-Fiを利用しない(利用できない)ような場所にいるのに、Wi-Fi通信を有効にしたままにしていると、スマホのバッテリーがぐんぐん減っていきます。これはWi-Fi通信の規格は接続時および待機時の消費電力が大きいためです。

こうしたワイヤレス規格の性格を理解しておくことで、スマホやタブレットのバッテリーの持ちを劇的に改善することができます。ということで、これらのワイヤレス規格について、きちんと整理しておきたいと思います。また、「電池の持ち」「通信速度」「対応機器の多さ」についてもチェックしました。

データ通信、通話、スマホのメイン規格がLTE

スマホに搭載されているワイヤレス規格のメインがLTEです。スマホの設定ではモバイルデータ通信やモバイルネットワークと呼ばれているのがそれです。現在のスマホでは、通話(VoLTE)とデータ通信は、LTEが利用されます。基地局と呼ばれる中継所との接続をこのLTEで行っているため、高速での通信が可能になっています。

LTE基地局はあちこちに設置されているので、基地局とのやり取りが途切れることはありません。電波の強さ(出力)が低いため低消費電力というメリットがあり、何時間でも待機できるようになっています。

回線を複数束ねて使うキャリア・アグリゲーション(CA)によってダウンロード速度は100Mbps以上へと高速化しています。さらに次世代のLTEとされる規格では、速度も1Gbps以上と非常に高速です。

■LTE通信 ・電池の持ちは?:☆☆☆☆ ・通信速度は?:☆☆☆ ・対応機器は多い?:☆☆☆

高速だけど消費電力の多いWi-Fi(無線LAN)

私たちがWi-Fiと呼んでいるワイヤレス規格が無線LANです。現在、1Gbpsを超えており速度的には最速となる規格です。パソコン、スマホ、タブレットなどに加え、PlaystationやWii、Nintendo 3DSといったゲーム専用機に必ずと言っていいほど搭載されています。

無線LANは自宅のインターネット回線にスマホを接続する際に使われます。自宅のインターネット回線(FTTH、ADSL、CATV等)は、定額で容量無制限に利用できる契約が多いので、速度制限などを気にせずに利用できます。

この無線LAN(Wi-Fi)は最も電気を消費する規格です。バッテリー残量が厳しい時には、無線LANを切っておくだけで、消費電力が大きく減るのでバッテリー残量が心配になったら、無効にするといいでしょう。

■無線LAN(Wi-Fi)通信 ・電池の持ちは?:☆☆ ・通信速度は?:☆☆☆☆☆ ・対応機器は多い?:☆☆☆☆☆

マウス、スピーカーでおなじみのBluetooth

BlueTooth(以下、BT)規格は、通信できる範囲が半径10~100m程度と短距離間の通信に特化された規格になります。通信速度は最大で24Mbpsと、LTEや無線LANと比べ物にならないほど低速です。この規格は、マウスやキーボード、ヘッドセットやスピーカーといった周辺機器のためのワイヤレス規格になります。

短距離間の通信なので、消費電力が非常に少なくて済むのがポイントです。Bluetoothマウスやキーボードといった周辺機器は常時電源が入っている状態ですが、乾電池で動いているのに数か月使い続けることができるようになっています。

■Bluetooth通信 ・電池の持ちは?:☆☆☆☆☆ ・通信速度は?:☆ ・対応機器は多い?:☆☆☆☆☆

情報提供元: クチコミ.jp

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