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TBSラジオ「テンカイズ」にて紹介された「株式会社ハヤシチクロ」代表・林真一郎氏の築炉業界の認知度を上げるための作戦とは

2020-10-21 12:00:22

テンカイズαこの番組は、TBSラジオで放送中「テンカイズ」の番組内だけでは紹介しきれないアツイ人たちをYouTube限定で紹介して行く番組。様々な業界で活躍する人に迫ります。

今回のゲストは、ごみの焼却炉や金属を溶かすための炉など、“炉”の制作を行う「株式会社ハヤシチクロ」代表取締役・林真一郎さんです。

宇賀なつみアナウンサー(以下、宇賀):「築炉の仕事のやりがいって何ですか?」

林真一郎さん(以下、林):「職人として仕事ができた時の達成感はすごいです。また、築炉職人をやるとわかるのですが『この炉が止まったら工場が動かないから頼むね』って言われるんですよ。すごく重要な仕事なんだなということを実感しますね。やりがいがあります。」

宇賀:「炉の業界というのは今どのような状態なんですか?」

林:「私が始めた25年位前からもう高齢者ばかりで、これ大丈夫かなって思ってたんですけど、やっぱり自分が職人になった時からずっと人が減り続けて絶滅危惧種になりつつあります。」

宇賀:「絶滅危惧種ですか。でも、やってくれる方がいないと困るわけですよね?」

林:「困ると思います。かなり。」

宇賀:「本当にもし絶滅してしまったら私たちの生活が変わってしまうかもしれないということですよね?」

林:「本当にいなくなったら、ゴミを出してもそのゴミは焼却されない。炉が痛んでも修理もされない。他にも製品を作りたい企業が製品を作れなくなってしまいます。世の中が回らなくなってくるかもしれない。」

宇賀:「その状況を変えるためにはどうしたら良いでしょうか?」

林:「これは本当に簡単で、認知度を上げる。皆さんに知ってもらうということだと思います。築炉のことを若い人はやりたいとかやりたくないとかじゃなくて、知らないんだと思います。」

宇賀:「そうですね。そもそも知らないとやりたいとも思えないですもんね。」

林:「そうなんです。はい。築炉職人ではまずいないんですけど、こういうメディアに出てきたりとか。」

宇賀:「ああ。こういう番組に出たりだとか。」

林:「耐火レンガというものを使って自分たちは仕事をしているんですけど、その耐火レンガを知ってもらうために商品にして、触ってもらおうかな、遊んでもらおうかな、と思って作ったりして認知度を上げようとは思っています。ここにあるのが私たちが使用している耐火レンガです。赤レンガは家の門などいろんなものに使われるんですけど、耐火レンガって普通の人は触ることがまずないと思うんですよ。」

宇賀:「そうですね。これはお家で飾っておくものということですか?」

林:「これはオブジェでもいいですし、レンガは水を吸いやすいし発散もしやすいので、アロマに漬けて玄関に置いておけば香りがずっと広がっていきます。」

宇賀:「あ。確かにいい香りしますね。」

林:「耐火レンガを一般の方に手に取ってもらって、炉に使われているレンガだということを知ってもらえればなと。」

宇賀:「知ってもらうための一つの作戦というか。」

林:「作戦です。はい。」

宇賀:「では、林さんの今後の展開を教えてください。」

林:「今後の展開は、一人でも若い職人を育てて、少しでも認知度を上げて築炉業界を絶やさないようにしていきたいですね。」

宇賀:「そのために改めてどういう事をしていきたいですか?」

林:「はい、地道にですけど、少しでも本当にアピールできることがあれば何でもやっていきたいと思っているので、はい。本当に絶やさなければいいなと思っています。」

テンカイズ

TBSラジオで毎週水曜日よる9時から放送中。

FM905、AM 954、TBSラジオも視聴可能

テンカイズ公式ページ:https://www.tbsradio.jp/488165

Twitter:@TBS_TENKAIZU

株式会社ハヤシチクロ

http://hayashichikuro.co.jp/

株式会社ハヤシチクロは愛知県あま市にある会社。焼却炉、ボイラー、誘導炉、アルミ炉、陶器窯等の耐火物工事及び炉に関する設備全般を取り扱っています。自分たちが潤うだけではなく、顧客にはもちろんのこと、協力会社にも喜ばれ社会に役立っていく「三方良し」の経営モットーで日々活動しています。

情報提供元: マガジンサミット

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