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入浴で疲れをとるためのベストな温度

2016-11-01 21:30:26


執筆:Mocosuku編集部
疲労回復のために大切なのは「食事」と「睡眠」であることはよくご存じだと思います。
これは一般人だけでなく、プロアスリートにもいえることです。活動によって消費したエネルギーや栄養素を食事によって補い、睡眠によって身体や精神をリフレッシュさせることが回復につながります。
これに加え“食事と睡眠による回復をサポートする手段”として注目したいのが「入浴」です。
どういうことのなのか、詳しく解説していきましょう。

入浴による疲労回復効果


食事によって摂取した栄養素は、血液によって各器官や細胞に運ばれます。
ダメージを受けた(疲労した)細胞は、血液から栄養素を受け取り、また老廃物を血液へと送り出すことでリフレッシュします。
つまり、血液の循環がスムーズであれば、疲労の回復も早いというわけです。
私たちのカラダは、温められると血流がよくなる性質があるので、入浴によってカラダを温めることで、疲労の回復がスムーズになるのです。また、入浴は心身をリラックスさせる効果があり、睡眠にもよい影響を与えます。

お風呂の温度に注意


この時注意したいのは、お湯の温度。
じつは入浴温度によって得られる効果が変わるのです。
一般に入浴は、42度以上の「高温浴」、39〜42度の「温浴」、37〜39度の「微温浴」、34〜37度の「不感温浴」……といった具合に区別されます。
疲れをとるのに最適なのはぬるく感じる「微温浴」で、20〜30分程度、じっくりお湯に浸かるのがいいと言われています。

アップにベストな温度は37〜39度の「微温浴」


なぜ微温浴が適しているのか、それは私たちのカラダに備わっている「自律神経」に関係しています。
自律神経とは呼吸器や循環器や、消化器などの働きを調節する神経で、「交感神経」と「副交感神経」の2種類の神経系から成ります。
交感神経はカラダを緊張・興奮させる働き、副交感神経はカラダを休息・リラックスさせる働きがあります。そう、微温浴は副交感神経を刺激する温度なのです。
これによって筋肉が弛緩し、血流が促されて疲労回復につながるというわけです。副交感神経系が優位な状態は入眠しやすい状態でもあるため、しっかりと睡眠をとるという意味でも微温浴は最適です。
一方、40度以上のお湯に浸かると、今度は交感神経が刺激されてカラダは緊張状態になります。
血管が収縮して血流が悪くなり、消化器の活動も抑制されるため、疲労回復にとっては逆効果になってしまうのです。
つまり、熱いお風呂に入るのは、朝などカラダを目覚めさせたいときに適した入浴方法です。
いかがでしたでしょうか。
冒頭でも述べたように、疲労回復の基本は「適切な食事と睡眠」のセットです。
さらに、食事と睡眠の疲労回復効果を高めるために就寝前に微温浴するのが理想と言えるでしょう。
ぜひ今夜から試してみてください。

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情報提供元: mocosuku

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