GPSだけじゃない!標高・水深までログ記録できるオリンパス「STYLUS TG-Tracker」
2016-11-08 19:00:00
オリンパスが映像だけではなく、撮影者が感じた情報を全て記録するフィールドログカメラ「STYLUS TG-Tracker」を発売した。
ログ記録モードなら高度や水深も記録されるため立体的にログを解析できるのだ。
STYLUS TG-Trackerの外観は、超広角レンズとレンズフードを兼ねたプロテクトフィルターが印象的だ。このレンズは35mm判換算
13.9mmで、目に見える範囲以上が写る対角204°の超広角レンズだ。歩きながらの撮影なら通り過ぎる真横の景色までしっかりと写し込めるというわけだ。
イメージセンサーは、有効画素数は720万画素 1/2.3型裏面照射式CMOSセンサーを搭載している。720万画素のCMOSセンサーながら、静止画は800万画素(3840×2160ドット)、動画は最大4K(3840×2160ドット)30pと、センサーより大きい出力となる。なんらかのデジタル処理が入っていると思われる。
手ブレ補正は5軸の電子手ブレ補正を搭載しており、歩きながらの撮影でも大きな揺れを補正しながらブレの少ない映像撮影が可能だ。
しかしながら手ブレ補正をオンにすると画角が狭くなってしまう。
この辺は好みの問題があるかも知れないが、13.9mmという超広角レンズから、電子手ブレ補正分で撮影範囲が狭くなっても充分過ぎる程の超広角撮影が可能なので手ブレ補正はオンのままでも良いと感じた。
液晶モニターは側面にあり、ビデオカメラのようにモニターを開いて撮影できるのが便利だ。このモニターは1.5型115200ドットで、詳細な映像の確認は難しいが構図や傾きを確認しながら撮影できる。
ユーザーインターフェイスは上面に「MENU」、「OK」ボタンと「<」、「>」の方向キーがある。グローブをしても押しやすいようボタンは大きめ。そして大きくて押しやすい録画ボタンがある。このボタンは静止画モード時にはシャッターボタンとして機能する。
機能設定などはMENUボタンで行い、動画や静止画、タイムラプス、再生モードの切り替えはOKボタンでモードを選ぶスタイルだ。大きなアイコンでモード切り替えができるのだが、動画、静止画の切り替え、撮影画像の確認をする際に、毎回方向キーで選んでOKボタン決定するのは面倒かなと感じた。
しかし、実際に使ってみると、現場では設定の確認のみを行い、細かい操作なしでとにかく撮影するというスタイルになるので、このスタイルでも問題ないように感じた。
重要なのは撮影前の設定確認だ。記録画素数や動画・静止画、手ブレ補正など目的にあった設定になっているのかの確認を怠ると取り返しの付かないことになってしまうので注意したい。
バッテリーはリチウムイオン充電池「LI-92B」で静止画は約480枚撮影可能としている(CIPA準拠)。充電は本体にmicroUSBケーブルを接続して充電できるため、空き時間などにモバイルバッテリーからの充電が可能だ。
30mの防水機能(IPX8相当)、IP6X相当の防塵機能、-10°の耐低温、100kgfの耐荷重、2.1mからの耐衝撃性能をもつ文字通りのタフネスデジカメだ。さらにレンズの上には20ルーメンの内蔵ヘッドライトを搭載し、暗いシーンでもヘッドライトで照らしながらの撮影を可能としている。
次回はSTYLUS TG-Trackerの機能について紹介していく。
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情報提供元: クチコミ.jp