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片付け上手と片付け下手って何が違う?整理収納アドバイザーが現場で見た”決定的な違い”

2023-03-25 11:00:00

①物の量の圧倒的な違い

片付け 下手 特徴

まず、はじめに言いたいのは、片付け上手さんと、片付け下手さんでは圧倒的に物の量が違います。

どれくらい違うかというと、物によっては10倍以上も多い場合もあります。

人が普通に暮らしていくのに必要な物の量は大差ないのですが、10倍以上も違ってくるのはどうしてでしょうか?

それは、ストック(予備)の物が多すぎるのです。例えば、洗濯洗剤は今使っている1本だけあれば暮らしていけますが、一般的には1~2本ほど予備にストックされている方がほとんどです。

さらに、片付けが下手な人は、このストックが多すぎるのです。例えば、3倍の量が入ったビッグサイズをさらに6本セットで買ったりしています。

単純に考えると1本で暮らしている人と比べて、3×6→18倍もの量を持っている事になります。

洗濯洗剤を例にご紹介しましたが、ストックを持ちすぎる人は、洗濯洗剤だけでなく、洗剤、シャンプー、マスク、化粧品、食材など様々な物を大量にストックする習慣があります。

②買う前に物の場所を考えるか考えないかの違い

片付け 下手 特徴

片付け上手さんは、物を購入する前に、収納する場所を考えてから購入します。これは当たり前の事かと思いますが、片付け苦手さんは、最初に収納する場所を全く考えずに物を買う事が多いのです。

私達、プロがご訪問してもどうにもならないようなサイズの物を買ったり、入りきらない物が増えてしまうのは、収納スペースを全く考えずに購入してしまう習慣があるためです。

きっと片付け苦手さんでも、冷蔵庫や洗濯機など大きな物を買うときは、どこに置くかをあらかじめ考えて、サイズをしっかりと測ってから購入しますよね。どんなに小さな物でも同じです。家に迎え入れるのであれば、必ずどこに収納するのか、サイズは入るのか(いくつまで入るのか)を確認する必要があります。

③収納に対する考え方の違い

片付け 下手 特徴

片付け上手さんは、収納の中を使いやすく入れようと考えますが、片付け下手さんは、できるだけ詰め込もうとします。まだ入る、いけると言って、ギューーーッと詰め込みます。

収納内に余裕があると、何だかもったいなく感じてしまい、「まだ入るから、もっと入れよう!」と詰め込み始める人は要注意。あっという間に使いにくい収納になってしまいます。

ギュウギュウ詰めの収納は、出し入れがしにくくなるので、使いにくくなってしまいます。そうすると、収納内に戻すのが面倒になったり、収納内はあまり使わず、外に出てる物ばかりを使いはじめて、常に物が出しっぱなしの状態を招きます。

④誰のために整えるかの違い

片付け 下手 特徴

片付け上手さんは、来客があるから片付けるのではなく、常に暮らしを快適にしたいから整えています。自分と家族の快適のために整える習慣があります。逆に片付け下手さんは、普段は人が来ないから片付ける必要がない、と常にゴチャゴチャした家の中で暮らし、来客があると急にやる気を出して片付けはじめます。

と言っても、その時の片付け方法はたいてい急いで誰にも見られない部屋(寝室や空いている部屋)などにとりあえず移動させて詰め込むだけ…。そんな片付け方法を繰り返しているうちに、どこに何があるのかが分からない物置部屋へと変わってくるのです。

本来の片付けとは、出した物を定位置に戻すという作業です。物を移動して隠すのは片付けではありません。

今回は、片付け上手と片付け下手の決定的な違いについてご紹介しました。

自分で片付けが下手、と思っている人も、実は片付けの仕方だけでなく、習慣の違いだけかもしれません。少しだけ考え方を変えていくと、無理をしなくても暮らしが整ってくるはずですよ。


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情報提供元: michill (ミチル)

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