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「第1回ノベルピアWEB小説コンテスト」授賞式を開催!賞金総額1000万円を手にした受賞作品とは?

2023-06-06 08:00:23

ジャンル・応募資格不問のWEB小説を対象とした賞金総額1,000万円の「第1回ノベルピアWEB小説コンテスト」の授賞式が、5月28日に東京・品川にて開催。受賞した8名の作家が表彰された。

本コンテストは、応募総数954作品の中から2回の審査を実施。最終選考には特別審査員として、アニメ化もされた「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」や、「物理的に孤立している俺の高校生活」などで知られる森田季節氏が参加した。

授賞式の冒頭では、本コンテストの主催である株式会社NOVELPIA JAPAN(ノベルピア ジャパン)より、代表取締役社長のオ・ジョンヒョン氏が登壇。オ氏は「コンテストの審査基準は、発展性、独創性、拡張性、大衆性、誠実性の5つを掲げ、どの作品も素晴らしく、選考は難航しました。最終選考では8作品を受賞作として決定させていただき、コンテストを通じて沢山の作家と作品に出会えたことをノベルピア一同光栄に思っております」と感謝を口にした。

その後、株式会社ベストセラーズの取締役社長を務める、小川真輔氏と本コンテストのキービジュアルを担当した、イラストレーターの周憂先生からも挨拶が行われた。

奨励賞には、「欲しいモノ全てが手に入る地下迷宮を死神は旅をする」を執筆した柊咲氏、「ノアの学園~国父とよばれた高校生~」の大塚可修氏、「召喚バグで現代最強~クラス全員が異世界に召喚されたと思ったら一人だけ残されて謎の組織に連行されたんだが~」の夙多史氏、「辺境軍師の魔法教室~地方に左遷されたけど、俺だけ使える『魔力操作』で中央へと返り咲く~」の葵すもも氏が選ばれた。

銀賞は2人。「人間嫌いの大賢者に創られた最強の魔法人形は人間に憧れて旅に出る」の八神凪氏は「いくつか本を出しているんですけど、こういった大きい賞をもらうのは初めて。本を出すことはできるんですけど、褒めてもらう機会はなかなかない。森田先生のインタビューを見て、『センスがある』というお言葉を頂いて、『これでよかっただろう』というところと、弱点になるであろうところを補いたい」とコメントした。「たしかに成長チートはいらないって言いましたけどスローライフすぎやしませんかっ!?~異世界通販の対価は経験値です~」の草徒ゼン氏は「第2回、第3回と参加していきますので、よろしくお願いします」と意欲を燃やしていた。

「俺だけスキルツリーが生えてるダンジョン学園」で金賞を受賞したファンタスティック小説家氏は「大きな賞金を頂いたことで、今後の執筆活動に活かしていきます」と話した。そして、大賞を受賞したHATI氏は「最初に小説を書いたのは18年前になります。それからずっと小説を書いてきたんですけど、初めて賞をもらいました。今ようやく実感が湧いてきました。ありがとうございます」と喜びを噛み締めていた。

特別審査員の森田氏は「お世辞抜きでバラエティに富んでいました。WEB小説で人気が出るジャンルや傾向は間違いなく存在します。これまでも読者が沢山ついた作品が拾い上げという形で、出版社から出版されてきました。一方で読者がつきづらいジャンルもあります。かと言って小説の新人賞は枚数制限があって表現できないものもあります。一長一短があるなかで、コンテストでないと選出されない実力ある作品が選出されてきたと思います」と総評。

また、大賞を受賞したHATI氏の作品については「WEB小説的な世界観を書きおろしつつ、文体は文芸小説的な印象を受ける、ハイブリッドな作品でした。こういった小説がWEBで多数の読者を獲得できるかというと、むしろ不利に働くことも多い。伝統的な文芸小説であれば異世界ものという時点で弾かれてしまいます。つまり世に出る道がないタイプの小説というわけです。そういう小説が選ばれたことこそ、まさに今回のコンテストの意義だと思っています」と私見を述べていた。

最後にオ氏は「ノベルピアジャパンは韓国に本体がある会社になります。(日本支社では)日本の環境に合わせるプラットフォームを作りたい。グループの会長であるユ・ジョンソクは、もともと日本の小説が大好きな人で、日本の持っているコンテンツのパワーを世界に広げたいという夢を持ってノベルピアジャパンを設立しました。日本の作家さんの力と作品をデジタル化して、世界に広げるために日々挑戦したい」と標榜した。

↓「第1回ノベルピアWEB小説コンテスト」作品は以下から閲覧可能↓

https://novelpia.jp/event/1st_contest_final

 

情報提供元: マガジンサミット

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