AIによるテキスト・画像生成・英会話学習…仕事に使える！【GPT-4】搭載のサービス3選

2023-06-26 07:00:12

話題沸騰中のOpenAI社の「GPT-4」。大規模言語モデルとして人間と変わらないレベルの流暢な言語出力が注目を集めています。近頃は、GPT-4を搭載した新しいサービスがぞくぞく生まれています。中でも、仕事に役立ちそうな新サービスを3つご紹介します。

■1.対話型生成AIサービス「wrtn（リートン）」

韓国の生成AI活用サービス業界の先駆者として知られるリートンテクノロジーズは、GPT-4を含む最新AIモデルを活用し、テキストやイメージなどのコンテンツを生成する対話型生成AIサービス「wrtn（リートン）」を提供しているスタートアップ企業。

2022年10月に正式リリースした後、ウェブ及びアプリの利用者数1位となり、すでに韓国では国民的GPT応用サービスとして知られています。

2023年5月19日（金）から、日本において無料・無制限で提供開始されました。

誰でも簡単なキーワードを入れるだけで、広告用のキャッチコピーやビシネスメール文、SNS投稿用の企画やテキストなど、多様な業務に応じた最適な文案を提示してくれます。また、好きな口調なども指定できるほか、広告などの短文だけでなく、長文の執筆支援もできるので、仕事に大いに役立ちそう！

対話型インタフェースの「チャット機能」では、「エクセルの数式を教えて」、「記事の本文を作成して」のように、質問を入力すると状況に適したテキスト、情報などを表示してくれます。

「チャット機能」

「ツール機能」は、多様なビジネスシーンに応じて設計された30種類以上のツールを利用できます。GPT-4を含む複数の生成系AIモデルを組み合わせ、ユーザーの目的に合わせた高性能のテキストコンテンツを提案してくれます。

例えば、「短いキャッチコピー」「長文作成」「Instagramのフィード」などがあります。

「ツール機能」

これだけでも便利ですが、今後もさらにイメージ生成機能や画像・PDFからの文字認識機能（OCR）、エディター機能、検索機能といった機能が追加されていく予定だそう。楽しみですね。

ちなみに2023年6月7日にはLINEで友だち登録するだけで、チャット上でリートンのサービスが利用できる新サービス「リートンAIラボ」（LINE ID：@wrtn_lab）も開始したので、手軽に使えそうです。

■2.英語学習アプリ「Speak」

英会話力は、レベルを上げれば仕事に役立ちますよね。その英語学習にGPT-4が搭載されているのが、サンフランシスコ発のSpeakeasy Labs, Inc.による、英語スピーキング特化型学習アプリ「Speak（スピーク）」です。

OpenAIとパートナーシップを組んでおり、OpenAIのAI技術とSpeakeasyが独自に開発した自動音声認識技術と英語学習ノウハウを組み合わせることにより、対人型英会話同様のスピーキング学習をAI相手に行えます。

スピークには、3つのコンテンツがあります。

・レベル別コース

自分のレベルに合わせてスピーキングレベルの向上を図ることができます。

・AI講師

ホテルのチェックイン、レストランでの注文など、海外旅行はもちろん、日常生活ビジネスシーンにおいて想定されるシチュエーションに応じてAIとの会話が可能です。

・ミニコース
英語特有の表現や英文法、発音時の強弱の付け方が学べます。

実は、OpenAIの公式発表より2か月間以上前から、AI講師機能の一部において、より高度で対人型英会話同様のスピーキング学習を提供するためにGPT-4を活用していたのだそう。

これにより、ユーザーはAI講師を相手に制限のない自由な会話を行うことができるとともに、自身が話した内容の語彙、文法においてネイティブレベルの言語スキルがどの程度あるのかといったフィードバックを受けることもできます。

最先端のAI講師に教われば、英会話力も高度なものになりそうですね。
利用には課金が必要ですが、無料体験期間がありますので、ぜひ試してみましょう。

■3.画像生成AIなどを搭載！AIプラットフォーム「AIOne」

AIを活用したSMS・電話等のコミュニケーションサービスなどを提供するTopaz合同会社が先日、GPT-4を搭載した個人利用からビジネス利用まで幅広く活用できるAIプラットフォーム「AIOne（エーアイワン）」をリリースしました。

GPT-4をはじめ、最先端のAIチャットや画像生成AIなど、複数のAIモデルを簡単に利用できるプラットフォームです。

AIOneでは、GPT-4搭載のAIチャット ChatGPTのほか、画像生成AI Stable Diffusionを利用できます。

AIチャットでは、文章生成、質問応答、概要作成、翻訳、会話など、さまざまなタスクが可能になります。

画像生成AIのStable Diffusionは、Stability AIが開発したテキストに沿った画像を生成するAIモデルです。作りたい画像に関係するキーワードやイメージをテキストで入力すると、風景やポートレートはもちろん、抽象芸術まで、さまざまな画像を生成できます。

AIOneは手軽にチャット形式で誰でも簡単に機能を利用可能になっています。Freeプラン 0円/月、Proプラン(個人利用限定) 490円/月などがあるので、手軽に試せそうです。

どれも手軽かつ便利にGPT-4を使えるサービスです。ぜひ無料利用からはじめましょう。

【参考】
「wrtn（リートン）」（https://www.wrtn.jp/）

「Speak」
App Store：
（https://apps.apple.com/jp/app/speak-learn-english/id1286609883）
Google Play：
（https://play.google.com/store/apps/details?id=com.selabs.speak&hl=ja）

「AIOne」（https://aione.topaz.jp/）

情報提供元：マガジンサミット