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おうちで魚、食べてる?「塩焼き」から魚生活はじめませんか?

2017-10-14 07:00:00

手間がかからない「初心者にやさしい魚」ベストワン

魚料理ビギナーにはさんま!

魚、と言って料理ビギナーがまず想像し、腰が引けてしまうのが「下処理の面倒くささ」 。三枚おろしとか難しそうだし、包丁も持っていないし、うろこや内臓など、どこを処理すれば いいのかわからない…と最初からあきらめてしまっていませんか?

そんなあなたに、ぴったりの秋の魚があります!それは何と言っても…

さんま、です!

さんまは、丸ごと一尾で売っているのに、下処理不要のとても便利な魚なのです。一番大変なうろこ取りが不要。そして、ほとんどの魚は、内臓部分が食用に適してないため取りますが、さんまは頭から内臓まで全部丸ごと食べられます。塩焼きにすると、こんがり焼けた内臓の苦味がまたおいしく、お酒のおつまみと、白いご飯のおかず、どちらにも最高です。

漢字で「秋刀魚」と書き、まさに秋が旬で値段も安くなる魚。スーパーで新鮮なさんまを一尾100円で大量に売り出すシーンも見られます。ぜひ「さんまの塩焼き」、挑戦してみましょう!

「切り身」ならさば、「おろし」ビギナーにはあじ

さんまの次に料理ビギナーにすすめたい、塩焼き用魚は「さば」です。さばは魚体が大きいのでスーパーではさばいた後の切り身で売っていて、こちらも家では下処理不要。塩焼きさばの魅力は、表面パリパリ、身はジューシー、のじわっと脂がのった濃厚な味わい。

そして、もう一段レベルを上げるなら「あじ」。あじは小さいので丸ごと一尾で売っています。内臓と、「ぜいご」と呼ばれる尾に近い硬い部分を自分で下処理します。うろこは無いので簡単な部類には入るのですが、できなければ、スーパーの鮮魚売り場でやってもらいましょう(「塩焼きをまずは作る!」が今回の目標なのでOKです!)。

塩焼きは「塩」が決めて

「塩焼きはレシピ通りにやっているのに、おいしくできたことがない」。こういう悩みを持つ方は多いのですが、たいてい塩が少なすぎるのと、やり方が合っていません。一般のレシピでは、「塩少々をふる」としか書いていない場合が多く、初心者はうまくいきません。当たり前のことなのですが、意外とちゃんと解説されていないのです。

ぜひ、ご紹介する王道ルールを、一度守ってやってみてください。

塩焼きがうまく行くための王道ルール

・塩は魚1人分(さんま一尾、さば一切れ、あじ一尾)に小さじ1/2(結構多いです)

・焼く15分前に塩を両面にしっかりふる(出てきた水気は拭かずにそのまま)

・ちょっとお高めの塩(粗塩、天然塩)

・ガス台付属のコンロなら、トレーの水はドボドボに入れすぎない

・焼く前にコンロを数分予熱、魚を入れたら中弱火で片面5分ずつ、こんがりするまで

うまくできたらいろいろな魚でやってみよう

さんまやさばの塩焼きがうまくできたら、同じ要領で、魚売り場で特価になっているいろいろな魚でためしてみてください。どれも味わい深く、簡単でおいしい和食のよさをあらためて実感していただけると思います。大根おろしや生姜おろし、すだちなどを添えても楽しめます。

最高の「塩焼きおもてなし」は天然物の鮎で

なかなか出回らないのですが、もし、スーパーで「天然物の鮎」を見つけたら、ぜひおうちで塩焼きにして食べてみてください!小さいのに1尾400円くらいとちょっと高価ですが、値段だけの満足感は必ずあります。

今回ご紹介したさんまや他の魚の塩焼きももちろんおいしいですが、自分で塩味をつけてこんがり焼いた味は本当に旨味が凝縮したごちそうです!

また鮎はさんま同様、内臓まで丸ごと食べられる、下処理不要のとても手軽な魚。香ばしく焼けた皮とほろ苦くこってりした「鮎のわた」のセットはもう絶品。ただ焼くだけなのに、お客さま向けの最高のおもてなしメニューになります。以前、長期の海外出張で和食に飢えていた友人に、帰国早々、「天然鮎の塩焼き」を出したら、「涙が出るほどおいしい!」と喜んでくれました。

忙しい人には難しいけれど…「鮮度」もおいしさの一つです

最後に、忙しく働いているmichill読者にはハードルが高いのですが、ぜひ買った魚は刺身でなくてもなるべく当日、新鮮なうちに食べてください。鮮度のいい魚、というのはそれだけでおいしさがプラスされるものです。また、魚は肉とちがって冷凍にも強くありません。できるだけ冷凍しないまま調理してすぐ食べた方が、格段に味がおいしく感じます。

平日働いている人が帰宅途中に買った材料をその日中に調理する、というのは大変なことです。魚離れが進んでしまうのも当然の流れかもしれませんが…それでもぜひ、いろいろな方に「おうちで作る魚メニュー」のおいしさを体験していただきたいです。

まずは簡単な塩焼きからどうぞ!


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情報提供元: michill (ミチル)

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