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次世代デュオ「CLIONE(クリオネ)」がプロレスリング上に初降臨!「キン肉マン Go Fight!」で観客揺さぶる

2025-08-25 12:00:17

新進気鋭の次世代デュオ「CLIONE(クリオネ)」が8月22日、東京・後楽園ホールにて開催された女子プロレスイベント「SEAdLINNNG~10周年記念大会~」のオープニングアクトに出演した。

「CLIONE(クリオネ)」は、Z世代の高島江梨奈とα世代の七転びやおのふたりからなるガールズユニット。PENICILLIN、machine、The Brow Beatなど数々の音楽ユニットで活躍するHAKUEIがプロデュースしており、時代を超えて愛され続ける名曲の数々を、重厚なテクノサウンドに乗せて紡いでいくというコンセプトのもと、8月5日に「うる星やつらのテーマ ~ラムのラブソング~」でデビューを果たした。

そんなデビューしたてのフレッシュさあふれるCLIONEが、初めて人前に姿をあらわした。その場所は、なんと後楽園ホールのプロレスリング。なぜCLIONEはお披露目の場をリングの上にしたのだろうか。それは、彼女たちが『うる星やつら』の次に選んだカバーソングが、『キン肉マン』の「キン肉マン Go Fight!」だからだ。

『キン肉マン』は、キン肉マンやテリーマン、ラーメンマンといった超人たちがリング上で超人プロレスを繰り広げるといった内容。本楽曲を歌う場としては、これ以上ないステージだろう。

オープニングアクトとして後楽園ホールに姿をあらわした高島江梨奈と七転びやお。客席横にある扉から登場したふたりは、落ち着いた様子でリングまで足を運ぶ。ロープをまたぎ、リングへ上がると、ゆっくりと四方の客席に向けて、深々と一礼。門外漢ともいえるふたりの、プロレスへの敬意が感じられる一幕となった。そして「ラムのラブソング」のイントロがかかり、デビュー以来初となる、人前でのパフォーマンスを披露する。

重厚なテクノサウンドが会場に響き渡り、一見その場には不似合いに思えるようなキュートな振り付けと歌声が後楽園ホールを包み込む。曲終わりに自己紹介をはさむなかで、高島が「モノマネをします!」と提案すると、同作の主人公・キン肉マンの決め台詞「へのツッパリはいらんですよ」を披露。初ステージでのいきなりモノマネに度肝を抜かれる思いだった。

そして、「今日が初パフォーマンスです」と高らかに語るやお。続けて、高島が「盛り上がっていきましょう!」と客席を煽り、彼女たちにおけるメーンイベント、「キン肉マン Go Fight!」のターンがやってくる。両腕を振り上げたマッスルポーズや、正拳突きを思わせるような拳を突き出した振り付けは実に「らしい」パフォーマンスだ。そして、約6メートル四方ほどのリング上をところ狭しと駆け回り、客席にマイクを向けたコール&レスポンスを要求するシーンもあり、ライブ会場さながらの光景を見せてくれた。

ちなみに、事前に行われたインタビューで「キン肉マン Go Fight!」オリジナル歌手・串田アキラのように声を張り上げ、がなり声で歌うのが大変だと語っていた高島。カラオケではよく本楽曲を歌っていたというが、カバーするにあたり、真似ではなく自身の声で表現するのを課題のひとつとしていた。

一方、やお。「私は(ドジで) 強い(つもり)」という歌詞を交互に歌う箇所での抑揚の付け方に悩みを見せていた。しかし、ふたりともそのような苦労はとっくに乗り越えていたようで、CLIONEとして初めて人前で歌ったは思えないほどの、堂々としたパフォーマンスを見せてくれた。合計2曲のライブだったが高い満足感を見せてくれ、オープニングアクトとして客席のボルテージをマックスまで上げきったCLIONE。リングを去るときは、客席に手を振り、笑顔を振りまく余裕も見せてくれた。彼女たちの活躍にこれからも注目していきたい。そう感じさせてくれる初お披露目イベントとなった。

なお、本イベント開催に合わせ、CLIONE2曲目となるカバーソング「キン肉マン Go Fight!」のミュージックビデオが公開中。HAKUEIによる濃厚なサウンドと、デビュー直後のみずみずしいふたりとの化学反応を、ぜひ体感してほしい。(取材=加藤大樹)

■CLIONE(クリオネ)「ラムのラブソング」(cover)
https://www.youtube.com/watch?v=e27PldhAROY
■CLIONE(クリオネ)「キン肉マンGo Fight!」(cover)
https://www.youtube.com/watch?v=g5KlOawW1os

情報提供元: マガジンサミット