ナイル・ケティング新作、諏訪敦の3年ぶり大規模個展も!「Tokyo Gendai」連携企画がアートの街・天王洲で開催
2025-09-03 17:03:56

寺田倉庫は、2025年9月に横浜で開催される国際アートフェア「Tokyo Gendai」にオフィシャルパートナーとして参画。これに合わせ、東京・天王洲にて2025年9月11日~9月15日まで、連携企画「TENNOZ ART WEEK 2025」を開催します。
連携企画「TENNOZ ART WEEK 2025」では、ナイル・ケティングによる倉庫空間に着想を得たパフォーマティブ・インスタレーション、諏訪敦の約3年ぶりとなる大規模個展、複数ギャラリーによるグループ展示、伝統画材を使ったワークショップなど、寺田倉庫の全6施設を使ってさまざまなプログラムを開催。ジャンルや世代を超えた作品を通じて、日本の現代アートの「いま」を幅広く紹介します。
舞台となる天王洲は、ギャラリー、ミュージアム、画材ラボ、保税倉庫などが複合的に集まるエリア。アートの展示・制作・保存・流通といった多様な機能を支える環境が整っています。倉庫街としての面影を残しながら、アートを軸としたまちづくりが進んでいます。
同社は「国際的なアートフェアとアートシティ・天王洲が連携することで、アートを通じた文化観光の促進と、日本の現代アート市場のさらなる発展を目指します」としています。
【プログラム詳細】
1.ナイル・ケティング「Blossoms – fulfilment」

パフォーマティブなインスタレーション作品で国際的に注目されるアーティスト、ナイル・ケティングが、日本で約10年ぶりとなる大規模な作品を発表します。本作は2024年にリスボンで発表された「Blossoms」のシリーズとして、天王洲の倉庫空間に合わせて展開される新作です。
今日における鑑賞という行為の意味や価値の可視化といったテーマを扱いながら、「鑑賞すること」や「鑑賞者」とは何かを問いかけます。作品は会場内にとどまらず、都市空間へと広がる構成です。
会場:寺田倉庫G3-6F(東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)
日時:2025年9月11日(木)~9月15日(月・祝)11:00~19:00(パフォーマンス12:00~19:00)
入場:一般 1,500円、学生(大学生・専門学生)800円、高校生以下 無料
チケット予約:https://artsticker.app/events/86627
※WHAT MUSEUMで開催する「諏訪敦|きみはうつくしい」とのセットチケットも販売(一般 2,500円)
2.Tennoz Contemporary
国内最大級のギャラリーコンプレックス「TERRADA ART COMPLEX」では、入居ギャラリーとパートナーギャラリーによるグループ展示を開催します。国内外で活躍する作家やギャラリーが集い、現代アートの「いま」を伝えます。
会場:TERRADA ART COMPLEX Ⅰ(東京都品川区東品川1-33-10)
TERRADA ART COMPLEX Ⅱ(東京都品川区東品川1-32-8)
日時:9月11日(木)~14日(日)12:00~19:00、9月15日(月・祝)12:00~17:00
入場:無料
3.諏訪敦|きみはうつくしい

現代アートと建築のミュージアム「WHAT MUSEUM」では、諏訪敦にとって約3年ぶりとなる大規模個展を開催します。新作の静物画や肖像画を含む約80点を展示し、現在に至るまでの制作活動の変遷を多角的に紹介します。
会場:WHAT MUSEUM(〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)
会期:2025年9月11日(木)~2026年3月1日(日)
開館時間:火曜~日曜 11:00~18:00(最終入館17:00)
休館日:月曜(祝日の場合、翌火曜休館)、年末年始
入場:一般1,500円、大学生/専門学校生 800円、高校生以下 無料
URL:https://what.warehouseofart.org/exhibitions/suwa-atsushi
4.ワークショップ「絵絹に花をえがく」

画材ラボ「PIGMENT TOKYO」では、東洋美術で伝統的に用いられてきた「絵絹」に花を描くワークショップを開催します。透けるほど薄い絵絹を使い、裏彩色や柔らかなグラデーションの表現に挑戦します。日本の伝統色を重ねながら、江戸時代の絵師たちが用いた繊細な技法に触れることができます。
会場:PIGMENT TOKYO(東京都品川区東品川2-5-5 TERRADA Harbor Oneビル1F)
日時:2025年9月13日(土)~15日(月)各日13:00~16:00
料金:13,200円(税込)
予約ページ:https://pigment.tokyo/collections/workshop
※定員あり・予約制・先着順・日英同時通訳あり
5.企画展「Seesaws」
アートギャラリーカフェ「WHAT CAFE」では、板橋令子をゲストキュレーターに迎え、若手からベテランまで、アーティスト約15名の作品を紹介します。
シーソーのようにあらゆる価値観がゆらぎ動く現代社会において、多様な作品群との出会いにより「自分らしさ」について再考する時間を提供します。会期中には、出展作家による体験型イベントも予定しています。
会場:WHAT CAFE(東京都品川区東品川2-1-11)
日時:2025年9月11日(木)~9月23日(火)11:00~18:00(最終日は17:00まで)
入場:無料
6.企画展「Blurred:交錯する境界」

BONDED GALLERYでは、日本の伝統技法と現代アートを融合させた気鋭の作家、久野彩子、奈良祐希、能條雅由の3名による作品を紹介します。3人は金属と都市、建築と陶芸、写真と記憶といった異なる領域を横断しながら、私たちが無意識に認識している「境界」という概念に揺らぎをもたらします。
あらゆるものが数値化され、明確に定義されがちな社会において、三者三様の表現からは、そのはざまに潜む「曖昧さ(Blurred)」の美しさが立ち現れます。鋳金、陶芸、箔など日本の伝統技法を現代的に再構築した作品を通して、明確な境界のあいだに揺らぎ続ける作品世界を体感できます。
会場:BONDED GALLERY(東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA ART COMPLEX Ⅱ 4F)
日時:2025年9月11日(木)~9月28日(日)12:00~19:00
入場:無料
【TENNOZ ART WEEK公式サイト】
https://taw.warehouseofart.org
【天王洲アートポータルサイト】
https://warehouseofart.org
情報提供元: マガジンサミット