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おうちで作って温まろう!韓国の水炊き「タッカンマリ」

2018-01-09 12:00:00

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  • 約1時間

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  • 1450円程度

タッカンマリって何?

「タッカンマリ」は「タ(タク)」は鶏、ハンマリ「一羽」という意味です。
このふたつの単語がくっついて発音するときには「タッカンマリ」になります。
鶏が丸ごと入っていて食べ応えが十分。あっさりだけどコクのあるスープの美味しいお鍋です。

お店で注文するとスープたっぷりの大鍋に火の通った丸ごと一羽の鶏と葱やじゃがいも、韓国餅などが入った状態で持ってきてくれます。
これをテーブルのコンロでしっかり炊いていただきます。丸ごとの鶏は食べ時になるとお店の方がはさみで食べやすい大きさに切ってくれます。

どこに行くと食べることができる?

初めて行く方には地下鉄でも便利な東大門の「タッカンマリ通り」に行くことをおすすめします。十数軒、タッカンマリ専門店が並び人気のお店は行列ができていることもありますがどのお店もいつも賑わっています。

同じタッカンマリでもお店によってスープの濃さやたれが違っているので食べ比べをしたりお気に入りのお店を見つけるのも楽しみになると思います。

日本の水炊きとの違いは?

骨付き鶏を使うことや食べ方、しめ方はほとんど同じです。
入っている具でいうと必ずというほどじゃが芋が入っています。初めて食べた時はこれがとても新鮮でした。

日本では、たれと言えばポン酢が多いですがタッカンマリは「タテギ」というコチュジャン、にんにく、酢、醤油などが入っている合わせ調味料でいただきます。このタテギもそれぞれのお店こだわりのオリジナルです。

食べる時にねり辛子を加えるのが現地風な食べ方。コチュジャンとねり辛子の辛さの違いが意外と風味の奥行きを増して鶏にとても合います。

おうちで作ってみよう!

材料・2人分

・手羽先や手羽元 8~10本
・水 1ℓ
・長葱 1本
・酒 大さじ4
・にんにく 1片
・生姜 親指くらいの大きさ1コ
・あればローリエ 1枚
・鶏がらスープ顆粒 小さじ2
・じゃがいも 1~2コ
・えのき 1袋

<たれの材料:全部合わせておきます>
・醤油 大さじ1
・酢 大さじ1
・コチュジャン 大さじ1
・すりごま 小さじ1
・すりおろしにんにく 小さじ1

☆お好みで
たれに加えるねり辛子、しめのうどんやラーメン、韓国餅(トッポギ)などを用意して下さい。
韓国餅を加える時はさっと下茹でしてごま油をからめておき、工程③の最後で加えて5分ほど煮込んでください。

作り方

①下準備をします。
鶏肉は洗って水気をペーパーなどで除いておきます。
身と骨の間に一か所、切込を入れておくと身離れがよくなります。

長葱は青い部分はひねっておき、白い部分は3センチ長さに切ります。
にんにくは包丁の背でつぶします。
生姜は皮つきで薄切りにします。
じゃがいもは皮をむいて1cm幅の輪切りにして水にさっとさらします。
えのきは石づきを落として2等分に切ってほぐしておきます。

②煮込みます。
お鍋に鶏肉を並べ葱の青い部分、お酒、生姜、にんにく、あればローリエと水を入れて蓋をせずに強火にかけます。(生姜とにんにくは取り出し易いようにお茶袋に入れています)

沸く頃にはアクが出るので丁寧に引きます。
アクがなくなったら鶏ガラスープ顆粒を加え、蓋をして弱火~中火で10分ほど煮ます。

③仕上げにもうひと煮込みします。
ここで葱の青い部分と生姜、にんにくを除きます。

じゃがいもとえのき、白葱を加えてさらに10~15分ほど煮たら出来上がりです。

さぁ。いただきましょう。
器に取り分けて用意しておいたたれをかけていただきます。
ねり辛子を少しずつ溶きながら食べるのがおすすめです。

具をほとんど食べきったらうどんやラーメンなどお好きな麺を入れて軽く煮ます。
白菜キムチを足したりすると味のバリエーションが変わります。

食材や調味料もスーパーで揃うもので作りやすくレシピを見直したので気構えずに本場の味を楽しめると思います。体の中から温まって食材の効能で元気に冬を乗り切りましょう。


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情報提供元: michill (ミチル)

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