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【ポコチェ】interview ロザン

2018-03-02 07:00:00

Profile

ボケ担当の菅広文(1976年生まれ)とツッコミ担当の宇治原史規(1976年)が学生時代(1996年)に結成したお笑いコンビ。デビュー当時、菅は大阪府立大学、宇治原は、京都大学の現役学生で、高学歴お笑いコンビとしても知られる。

お笑い芸人のコンビ愛が注目を集めることは多いが、このふたりの関係性は殊更ユニークだ。菅さんは、自身の最新刊『身の丈にあった勉強法』(幻冬舎)で、宇治原さんがクイズ番組で優勝すれば賞金を折半する制度であることを自ら暴露。

「相方を全力で応援するのは馬主(管)と馬(宇治原)の関係だからです」と読者を笑わすが、読み進めるうち、実のところ菅さんは、宇治原さんに対してだけでなく世間に対しても常にフラットな目線を持って接していることがよくわかる。宇治原さんいわく、「自分のことも他人のことも上にも下にも見ていない」。背伸びすることなく身の丈で生きる菅さんと一緒にいることで、宇治原さんもより自分らしくいられるのだろう。

さて、そんなふたりに今回、ポコチェ読者が最も関心ある恋愛や仕事についてアドバイスを請うことに。

最初の質問は、「仕事にやりがいを感じられない」「やりたい仕事が見つからない」と悩んでいる人は、意識や行動をどう変えればいいのか?

この質問に対して、「まずは自分にとってのメリットを見つけて、そこに意識を向けては?」と話すのは菅さん。

「仕事を通して誰かの役に立ちたいという人はそこに目を向けるといいし、お金が好きならお金のためっていうのでもいいと思います」。

一方の宇治原さんは、「やりたくない仕事や自分に合っていない仕事がきたときは、『自分の評価ってこんなもんなんやな』と痛感する」と告白。

「それこそ身の丈というか、基本的には自分のレベルに合った仕事しかこないと思うんです。でも、だからといって、『自分はこんな仕事しか任せてもらえない』と卑下するのはよくない。『もっといい仕事をもらえるようにがんばろう』と向上のバネにするのがいいんじゃないですかね」。

さらに、「荒療治として一度仕事を辞めて収入ゼロのキツさを味わうのもいいかも」と続けると、菅さんはこれに同調。

「やりたい仕事が見付かるまで何度か辞め続けてみたら、どの仕事にも同じようなしんどさがあると気付くと思うし、実は仕事が楽しくないのは自分自身の姿勢に問題があるからだと気付くこともあるかもしれませんよね」。

「もっと楽しい仕事がしたい」と嘆いてばかりの人にとっては耳が痛いアドバイスだろうが、ふたりの言葉を信じてその通り実践してみると、数か月後、数年後には仕事が楽しくて仕方なくなっている可能性も大だ。

では、恋愛、婚活がうまくいかなくて悩んでいる女性にアドバイスできることは?と尋ねると、菅さんは開口一番、「まずはストライクゾーンを広げないと」とぴしゃり。

「30代になったら目が肥えてくるから、男性に対しての幅が狭くなるけど、『こういう人じゃないとダメ』ってなるとボールも飛んできません。具体的な策としてはお見合いアプリを利用するのもおすすめ。アプリに対していかがわしいものだというイメージを抱いている人も多いと思うけど、海外では既にすごくスタンダード。僕ら、関西ローカルで外国人に英語で道案内する番組を持ってるんですけど、カップルに出会いのきっかけを聴くとアプリという答えが多いんですよ。日本も今後さらに利用者が増えると思います」。

また、宇治原さんは、「これまでの恋愛経験とかプライドが邪魔になっているのでは?恋愛に限ったことではないけど、固定観念を持つのはよくない」と柔軟さが肝だと示唆。「そもそも相手が違うんだから、これまでの経験や人の意見は参考程度にしかならないでしょ」。つまり、相手としっかり向き合うと同時に、自らを内省することも大切だということ。今まさに恋活・婚活真っ最中だという人は、ぜひ、菅さんのアドバイスと併せて実践してみては?

身の丈にあった勉強法

ロザン菅が、高性能勉強ロボ・宇治原を観察し続けて確信した、究極の学習術とは!?ベストセラー『京大芸人』シリーズのエッセンスが、たっぷり詰まった一冊。

発売中 菅 広文 著 幻冬舎 刊

TEXT/Reiko Matsumoto
PHOTO/Isamu Ebisawa


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情報提供元: michill (ミチル)

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