墓じまいの話し合い66%が未経験―家族間コミュニケーションの現状調査
2026-09-25 09:00:00
現代の家族や親族の間で増加傾向にある「墓じまい」ですが、実際にどれほど話し合いが進んでいるのでしょうか。
株式会社NEXER Groupと遺骨供養ウーナによる最新調査によれば、約3人に2人が墓じまいについて「家族・親族と話し合ったことがない」と答えています。
本記事では、調査の詳細結果やその背景、求められている情報、そして今後の家族間合意形成のヒントについて詳しく紹介します。

66.0%が「墓じまい」について家族・親族と話し合ったことがない
最新調査では、全国の「お墓を持っている、もしくは管理に関わっている」200名を対象に、墓じまいについての家族内コミュニケーション状況が明らかになりました。
「墓じまいについて家族・親族と話し合ったことがない」と答えた人が66.0%。
一方、「ある」と回答した人は34.0%に留まっており、多くの家庭で話し合いが進んでいない現状が分かります。
この背景には、「話しにくい」「タイミングが掴めない」といった心情や、まだ必要性を感じないという意識が影響していると考えられます。
家族の将来にかかわる大切なテーマでありながら、日常会話として切り出すことの難しい課題です。

話し合いのきっかけは「高齢化・終活」が最多
実際に話し合いが始まるきっかけで最も多かったのは「自分自身の高齢化・終活を考えて」で42.6%。
次いで「お墓が遠方で通いづらい」39.7%、「お墓の管理やお参りの負担が重くなった」36.8%が続きます。
年齢や体力の変化、物理的な距離など、現実的な生活の変化が主な推進力となっています。
さらに、親や祖父母の死去、管理できる人がいなくなることなど、想定外の変化が発端となって話し合いが始まるケースも目立ちます。
多くの場合、「積極的に切り出す」よりも「状況に背中を押されて始まる」構図が浮き彫りです。

話し合いが進まない主な理由は「必要性の薄さ」
墓じまいについて話し合っていない人たちに理由を尋ねたところ、「特に必要性を感じていない」が40.2%で最も多く、そのほか「まだ早いと思う」31.8%、「話し合うきっかけがない」25.8%が続きます。
多くの家庭では、「今すぐ決めなくては」という差し迫った事情がないため、つい先送りになりやすいことが明らかになりました。
また、「切り出しづらい」「親や親族の反応が心配」「親世代が今ある墓に入ることを当然視している」など、心理的な壁も大きな要因です。
必要性を感じていない背景には、具体的な事情や家族内コミュニケーションの不足など多角的な事情が存在します。

意見が分かれた場合の折り合い方は「時間をかけて話し合う」35.0%
家族・親族間で意見が分かれた場合、35.0%が「時間をかけてじっくり話し合う」を選択。
また、「承継者(名義人)の意向を優先する」21.5%、「費用を負担する人の意向を優先する」20.5%など、実際の管理や責任者が主導するべきだという声も多くみられます。
多数決や専門家(僧侶・第三者)への相談など、多様なアプローチも見られ、現代の家族が抱える価値観の違いとその合意形成の難しさがうかがえます。

求められているのは「費用や手続きの具体的な情報」
家族で墓じまいについて話し合う際に必要な情報としては、「費用の目安・内訳がわかる資料」が48.5%と最も多く、続いて「手続きの流れがわかる資料」43.5%、「供養方法の選択肢(永代供養・納骨堂・散骨など)」36.0%が挙げられました。
実際の費用や手続きが具体的にイメージできる資料があることで、家族同士の会話が進みやすくなります。
また、体験談やトラブル事例に触れることで、現実的な判断材料を得ることを求める意見も目立ちました。

まとめ
今回の調査から、墓じまいは多くの家庭で「まだ先」として先送りされている実態が明らかとなりました。
しかし、将来的に必ず直面するテーマだからこそ、元気なうちに費用や手続き、供養方法を調べておくことが大切です。
情報不足やコミュニケーションの壁を越えるためには、信頼できる専門サイトや実体験に基づくアドバイスもぜひ活用してみてください。
きっかけ作りや話し合いのきっかけを“資料”からはじめてみるのも、後悔しない選択へとつながる一歩です。
※本記事はPR TIMESのリリースを元にE START AIライターが執筆しています。
情報提供元: PR TIMES