
アーティストの河村隆一さんとタレントの青木さやかさんが、肺がん検診啓発イベント「あの人も受けている肺がん検診 40歳~69歳の2人に1人が受けています」に登壇しました。
【写真を見る】【河村隆一】肺がん罹患当時「人に勇気を与えられると思えなかった」苦悩乗り越え 肺がん検診の大切さ語る
ともに肺がん罹患経験者の2人。2018年に、年に1回の検診でがんを発見した河村さんは、“すりガラス状の腫瘍があるのが見つかって。喫煙者じゃない私がなぜ肺がんになるのか。自覚症状も何もないわけですから、「間違いであってほしいな」とか、手術を待っている経過観察の間に「やっぱ大丈夫ってなるかな?」と思っていたくらい、知らないことばかりだった。”と、当時を回想。
河村さんは、“手術をした後に、歌い手としての肺活量とか能力に支障があるかどうかを先生(医師)に聞きました。明確に話していただけたことで安心をもらえた。しっかりした知識を持っていることが大事。”と、「知ること」の大切さを語りました。
青木さんは健康診断を受ける習慣がなく、「初めて人間ドックを受けた年」に、がんが見つかったそうで、“(人間ドックは)必要ないんじゃないかと思ってましたが、それを受けて、肺が再検査になって驚きました。自覚症状が本当にまったくなくて、言われても、にわかに信じられないくらい。”と、こちらも自覚症状の無さを強調。加えて、“肺がんっていうのは、男性がなるイメージがあった。”と、がんに対しての無知に警鐘を鳴らしました。
発見から半年後には手術を受け、予後も良好だった河村さんは、“昨年は41公演のツアーもできた。いかに早期発見が大事か。”と、復活ぶりをアピール。“手術前に、(自分の)再建プランを先生と話しておりました。「プロのスポーツ選手だと早く肺が膨らむんですよ」とか、ポジティブなエピソードを教えていただいたりして。家族やスタッフも「大丈夫、すぐ終わるから」と励ましてくれた”と、周囲から力をもらっていたことを語りました。
現在、河村さんは、“後輩のアーティストに、いつも「人間ドック行ってますか?」と言っている。”と、真剣な眼差し。“恐れずに、まず自分を知ること。運任せではなく、しっかりと後輩たちにも検査をしてほしい”と、実感を込めてコメント。青木さんも、“友達に強く勧めています”と、肺がん検診ひいては人間ドックの大切さを語りました。
また、河村さんは、“がん患者になった自分が人に勇気を与えられるとは思えなかった。”と、がんが発見された当初の苦悩を告白。しかし、家族やスタッフの励ましを受け考えに変化があったそうで、“がん患者でも笑顔になれるし、笑顔にできる。病気だからって誰かのために動けないわけじゃないんだってことを知れた”と、笑顔で話していました。
【担当:芸能情報ステーション】
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