
バレーボールチームSVリーグ女子のSAGA久光スプリングスは2日、元日本代表監督の中田久美氏(59)の監督就任を発表した。
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現役時代は1984年のロサンゼルス五輪で銅メダルを獲得、五輪には3度出場し、バルセロナ五輪では日本選手団の旗手を務める大役を果たした。その後、海外のチームでコーチを経験し、2011年に久光のコーチに着任。2012年から2016年まで監督を務めた。2016年に行われたリオオリンピック後、日本代表監督を務め、東京五輪後退任していた。
久光は5月13日に酒井新悟監督(55)が契約満了により今季限りで退団することを発表していた。
【コメント全文】
このたび、SAGA久光スプリングスの監督に就任いたしました、中田久美です。
スプリングスで指揮を執るのは、実に9年ぶりとなります。かつて私にとって人生の大きな転機となったこのチームに、再び戻ってこられたことに、深いご縁と感謝の気持ちを抱いております。その分、今の私にできるすべてを、このクラブに注ぎたいと強く思っております。同時に、選手一人ひとりが「このチームでプレーすること」に誇りを持ち、自分らしく挑戦できる環境を整えることも、私の大切な使命のひとつです。意思を持って前に進める集団であること。それが、SAGA久光スプリングスの本当の強さに繋がると信じています。SAGA久光スプリングスは、長きにわたり日本女子バレーボール界を牽引してきた、誇り高きクラブです。その歴史と伝統を大切にしながら、時代にふさわしい新たなチーム像を、ともに描いていきたいと考えています。
また、長くスポーツの現場に関わってきた中で、競技や立場を問わず、女性アスリートの活躍の場や発信力が、もっと広がっていく余地があると感じてきました。SAGA久光スプリングスがその可能性を切り拓くような存在となり、女子スポーツ全体の価値を高めていく一助になれたらと願っています。SVリーグも2年目を迎え、女子バレーボール界全体の成長が一層注目される今、SAGA久光がその先頭に立ち、チームとしての価値をより高めていけるよう、日々努めてまいります。そして、佐賀という地域に根ざし、皆さまに愛され、応援していただけるクラブであり続けられるよう、これからも一歩一歩、真摯に歩んでまいります。
今後とも、変わらぬご支援・ご声援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
■中田久美(なかた・くみ)
1965年9月3日生まれ、東京出身。ポジションはセッター。
史上最年少となる15歳で日本代表に選出
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