
9月に開催される東京2025世界陸上・マラソン代表の吉田祐也(28、GMOインターネットグループ)が9日、母校である東京農業大学第三高等学校(埼玉・東松山市)の激励会で自身初となる世界陸上へ向けて「メダル争いをしっかりして皆さんにいい報告ができるように頑張りたい」と活躍を誓った。
【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手
母校に帰ってきたのは卒業以来9年ぶり。 高校時代3年間指導を受けた川尻真先生(63)と再会した。「高校時代はのびのびとやらせてもらった。物事をよく考えなさい、基礎を徹底しなさいとずっと言われました。今競技者として土台となっている基礎の部分は全部先生に教えて貰った」と、恩師への感謝を語った吉田。川尻先生は「(高校時代から)練習を真面目にやるタイプで、自主練習ではやりすぎなんじゃないというぐらいやる。日本代表として帰ってきてくれて嬉しいです」と、教え子の成長を喜んだ。
吉田が体育館に入っていくと、約1300人の生徒から万雷の拍手で迎えられ、後輩たちからは、農大名物の“大根踊り”が披露された。吉田は「高校3年間で学んだことがたくさんあった。縁を大切にして忘れずにいてくれれば嬉しいです」とエールを送った。激励会に参加した生徒たちは「自分たちの高校からすごい選手が出たことを実感した。世界陸上でメダルを獲ってほしい」と目を輝かせた。
自身初の世界陸上へ、後輩たちに向けて「国立競技場に笑顔で戻ってきてメダル争いをしっかりして皆さんに良い報告ができるように頑張りたい」と飛躍を誓った。
■吉田祐也(よしだ・ゆうや)※祐は旧字体の祐
1997年4月23日、埼玉県東松山市出身の28歳。青山学院大学卒。青学時代、4年生で初出場した箱根駅伝で4区で区間新の快走を見せた。その1か月後の別府大分毎日マラソンでは、学生歴代2位(当時)の2時間08分30秒をマーク。大学卒業と同時に陸上競技からは引退する予定でいたが、内定していた企業への入社を辞退し、GMOインターネットグループで競技を継続。昨年12月の福岡国際マラソンで日本歴代3位となる2時間05分16秒の大会新記録で参加標準を突破し優勝。青山学院大出身では初のマラソン代表に選出された。164㎝、47kg。
【東京2025世界陸上 男子マラソン】
9月15日(月・祝)8:00スタート
・エアコン「1℃下げる」OR「風量を強にする」どっちが節電?誤解の多いエアコン節約術【ひるおび】
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】