
■MLB メッツ 4-3 ナショナルズ(日本時間13日、シティ・フィールド)
メッツの千賀滉大(32)が本拠地でのナショナルズ戦に先発し、5回2/3(77球)を投げ、1安打無失点で今季7勝目を挙げた。防御率は1.59から1.47と下がり、両リーグトップ(試合終了時点)に浮上した。
今季7勝目はドジャースの山本由伸(26)を抜き、日本人単独トップ。さらにメジャー3年目で節目の通算20勝に到達した。
だが、6回に突如アクシデントが襲った。先頭打者を空振り三振で1アウトを奪ったところで、1番エイブラムスの一ゴロの際にベースカバーに入ろうとしたが、P.アロンゾ(30)の送球が高めに逸れ、ジャンプでキャッチしたが右脚1本で一塁ベースに着地。
千賀はその右脚を痛めた様子でそのまま地面に転がり込んでうずくまり、コーチらが駆け寄る事態に。ここまで快投をみせていたが、無念の負傷降板となった。
前回(7日、ロッキーズ戦)では6回1失点で今季最多の109球の力投をみせたが、7勝目はお預けとなっていた千賀。
この日の1回は1死でJ.ウッドに安打を許したが後続を打ち取り、上々の立ち上がり。打線は直後にJ.マクニール(33)の7号3ランで援護。2回の千賀は内野ゴロで3者凡退。3回も2者連続三振を奪ってリズムを掴むと、4回はウッドを見逃し三振、L.ガルシアを空振り三振で仕留めるなど、4者連続三振。
5回は2死でこの日初めて四球を与えたが、後続を中飛で切り抜け、勝利投手の権利を得た。打線はB.ニモ(32)の13号ソロで4点目。直後の6回、1死無走者の場面で1番・エイブラムスを一ゴロで打ち取ろうと千賀がファーストへカバーに走ったが、一塁手・P.アロンゾの送球が高めに浮いてしまい、千賀はジャンプでナイスキャッチも、着地の際に右脚を痛めた。ここまで快投を続けていたが、無念の降板となり、リリーフ陣に託した。
試合は8回を終えて4-0と快勝ムードだったが、9回のR.スタネック(33)が3連打を浴び、1点を返されて不穏な空気に。ここで守護神E.ディアス(31)に交代したが、いきなりストレートの四球で無死満塁とすると、タイムリーを許し4-2。ようやく1アウトを奪ったが、ディアスの暴投で4-3とピンチが続いた。一打逆転で千賀の勝利が消滅する危機だったが、後続を二ゴロ、一ゴロで打ち取り、終盤ヒヤヒヤも何とか逃げ切った。
今季13度目の登板で7勝目の千賀は、5回2/3(77球)を投げ、被安打1の無失点、1四球5奪三振の内容。防御率1.47はナ・リーグでは昨季新人王P.スキーンズ(23、パイレーツ)の1.88と差を広げてトップをキープ。さらにレンジャーズのN.イオバルディ(35)の1.56を抜いてMLB全体でもトップに浮上した。
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