
バレーボール、ネーションズリーグの予選ラウンド第2週(ブルガリア大会)で、男子日本代表(世界ランク6位)は前回王者でオリンピック™連覇中のフランス(世界ランク2位)に3-2(25-22、19-25、22-25、25-20、15-11)の逆転勝利。フルセットの激闘を制した日本選手の試合後のコメント。
【一覧】バレーボール2025年度日本代表選手&『ネーションズリーグ』日程
途中出場で10得点の大塚達宣(24)
Q.フランス相手にセットカウント3-2で勝利
大塚:本当にチームとしても苦しい状況も続いたんですけど、昨日(ブルガリア戦)のあの負け方から、みんなでもう一度しっかり勝ちに行くことができたので、結果としてこうやって勝ちに繋がって良かったと思います。
Q.途中から出場するにあたってどんなことを考え、どんなことをもたらそうとゲームに入った?
大塚:途中から入ることは慣れてるんで、そこはいつも通りやったんですけど、昨日(ブルガリア戦で)スパイクの部分で自分が気持ちよく打てなかった部分が多かったので、セッターとも試合が終わったあとしっかりコミュニケーションを取って、今日からちょっとトスのテンポだとかを変えた。そうやって思い切って変えてトライするっていうことも試合の中でできたのは僕にとっても自信になると思うので、本当にいい経験だったなと思います。
Q.(解説を務めた清水邦洋さんから)苦しい時間帯もすごく多かったと思うんですけれども、大塚選手が入ったことによって、落ち着いてプレーしているように見えました。大塚選手が1点決めると、チームの雰囲気は自然と明るくなるように感じましたが、ご自身ではどう感じましたか。
大塚:そうですね、昨日の試合が終わった後から、みんな本当にめちゃくちゃ僕に声をかけてくれた。点を決めることができたのでそれでみんなも一緒になって喜んでくれたので、本当にチームのみんなに感謝したいなと思ってます。
サーブポイント2を含む今大会自身最多8得点の山崎彰都(27)
Q.途中出場からの大活躍。どんな思いでゲームに入った?
山崎:今日はスタートじゃないということで、リリーフサーバーとしてチームの流れを変えられるように、攻めていくサーブを打っていけたらなと思っていて。それが試合でできたことが今日の勝ちに繋がったんじゃないかなというふうに思います。
Q.(解説の清水邦洋さんから)本当にサーブがすごすぎて。劣勢の場面でサーブが回ってくることが多かったと思うんですけれども、そういったプレッシャーの中でどのような気持ちでサーブを打っていったのか教えてください。
山崎:いつもだったら「ミスしたらどうしよう」って考えてることが多いんですけど、中国ラウンドで甲斐(優斗)くんがリリーフサーバーとして出てるときに、「甲斐くんはどういうふうに考えてサーブを打ってるの」と聞いたら、「何も考えずにサーブをうちに行ってる」と。後輩のアドバイスを聞いて、今日実行してみたらうまくいったので、本当にこれは甲斐くんに助けられたなっていうふうに僕は思ってます。
Q.(解説の清水邦洋さんから)山崎選手のサーブはもう、世界の脅威になってると思いますので、これからも自信を持って。そして強いサーブだけではなくショートサーブであったりいろんなサーブが武器だと思いますので、これからもどんどん日本のピンチを救って下さい。
山崎:今日はショートサーブがあまりうまくいかなかったんですけど、次の試合、チャンスがあったら、もうちょっと良いサーブを打って、ショートサーブでもエースを取れるように頑張りたいと思ってます。
Q.前衛の攻撃でもスパイクの切れも素晴らしかった。
山崎:世界相手だとブロックがとても高いのでSVリーグと違って高いブロックに対してどう攻撃していくかっていうのを試合中にも考えながらやって。自分的にはもう少し点数を取れたりリバウンドとかで、もうちょっといい展開に持っていけたんじゃないかなというふうには思うんですけど、自分が試そうとしたことが結構できたので、この試合は良かったと思ってます。
チーム最多23得点、サーブポイント4の宮浦健人(26)
Q.とにかく最後のサービスエース、素晴らしいサーブでした。今日のサーブについて。
宮浦:そうですね。これまで自分のサーブが打ててなかったのでとにかく今日はしっかりコースとかも意識したんですけど、まずはスイングをすることっていうところを意識しました。
Q.(解説の清水邦洋さんから)サーブもスパイクも本当にすごかったんですけども、プレーももちろんなんですけども声かけだったりガッツポーズでもチームを引っ張る姿がすごく印象的だった。エースという立場で、責任が大きいなか、どんな思いを持って試合に臨んでいましたか。
宮浦:自分のプレーだったり表情というところがコート内に影響を及ぼすというのが、オポジットというポジション上あると思うので、そこは自分自身攻めること、最後までやるというところ、最後まで気持ちを乗せて戦うというところを意識しました。
Q.(解説の清水さんから)僕も宮浦選手のようなサーブを打ちたいなと思いながら今日は見てたんですけれども、僕も帰って練習します(笑)
宮浦:いや全然(笑)清水さんのようなサーブを打てるようになります、自分は。打てるようになりたいです。
Q.ブルガリア大会は残り2試合、その後は日本ラウンドです。残り2試合ではどんなプレー、どんな戦いを見せてくれるでしょうか?
宮浦:昨日(ブルガリア戦)の負けで受けに回ってしまったというところが一つあったので、まずはやはりチームとして攻めることを意識するっていうところと、日本のバレーを展開するっていうところを意識して残り2戦、戦いたいと思います。
東京五輪はフランス代表を率いて金メダルのティリ監督
Q.かつて率いていたフランス相手に勝利
ティリ監督:昨日(ブルガリア戦)は良いプレーを2セットしか継続することできなくて、悔しい気持ちだったんですけれども、今日も朝、選手たちに話した内容について選手たちが試合の中で応えてくれたと思います。
Q.日本のディフェンスがしっかり機能していたように見えた。日本のディフェンスは今日戦ったフランスや世界に比べてどうでしたか。
ティリ監督:ブロックが必ずしも我々の武器ではないので、ディフェンスが武器として機能しなければならないと考えています。昨日からいろいろなことを修正しましたけれども、さらに今日の試合中も修正して(フランスの)レフトサイドのクレブノをカバーして、よりディフェンスが機能するように徹底しました。それがよく機能したと思います。明日はウクライナという強いチームですけれども、やはり点を取らなければいけないですし、今日と同じような姿勢で試合に臨んでもらいたいと思います。
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