
■陸上・日本選手権2日目 男子110mハードル決勝(5日、東京・国立競技場)
【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手
東京世界陸上の切符をかけ、男子110mハードルの決勝が行われ、日本記録保持者の泉谷駿介(25、住友電工)が13秒22(+0.8m)をマークし、2年ぶり4度目の優勝を果たした。
泉谷は東京世界陸上の参加標準記録(13秒27)をすでにクリアしており、日本陸連の規定により世界陸上代表に内定した。また、13秒23で2着の野本周成(29、愛媛競技力本部)も、参加標準記録を突破済のため、代表3枠の最後の切符をつかんだ。
前日の予選、準決勝ともに13秒19で突破した泉谷は、決勝はスタートでやや遅れてしまうが、中盤から徐々に追い上げ、最後のハードルを超えてから野本を追い抜き、日本記録(13秒04)を叩き出した23年大会以来の頂点に輝いた。
レース後、泉谷は場内インタビューで「無事に内定できて、世界陸上のために色々やってきたこともあるので、安心して嬉しい気持ちです」と話し、「これだけ国内で競ったレースができると、それを勝ったっていうことは自信になります。もう少しタイムを上げて、自分の調子も上げて本気でメダルを狙って頑張りたい」と、9月の世界陸上へ向けて意気込んだ。2着に入り世界陸上代表に内定した野本は「狙っていたのですごく嬉しいです。想定通りの前半出て逃げ切るっていう形だったが、後半崩れてしまったので、そこが改善点で次に向けて頑張っていきたい」と、レースを振り返った。
同種目はパリオリンピック™5位入賞の村竹ラシッド(23、JAL)が、既に4月26日のダイヤモンドリーグ(中国・厦門)で13秒14の2着で参加標準記録をクリアし、代表に内定済。残りの2枠をかけ、参加標準記録を突破している、泉谷、野本と順天堂大の阿部竜希(21)が熾烈な争いを繰り広げた。
泉谷は明日の走幅跳にも出場予定で、ハードルとの“二刀流”で世界陸上出場を狙う。
【男子110mハードル決勝・結果】
1)泉谷駿介 13秒22
2)野本周成 13秒23
3)阿部竜希 13秒32
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