
■陸上・日本選手権2日目(5日、東京・国立競技場)
【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手
東京2025世界陸上の代表選考を兼ねた日本選手権2日目。男子100mでは桐生祥秀(29、日本生命)が10秒23(+0.4m)で5年ぶり3度目の優勝を飾った。男子110mハードル決勝では、優勝した泉谷駿介(25、住友電工)と2位の野本周成(29、愛媛競技力本部)が代表切符を手にした。
男子やり投でも﨑山雄太(29、愛媛競技力本部)が日本歴代2位の87m16で参加標準記録(85m50)をクリアして優勝、代表内定の座を掴んだ。
女子800mでは久保凛(17、東大阪大敬愛高)が日本記録となる1分59秒52で連覇。世界陸上参加標準記録(1分59秒00)には0秒52届かず「少し悔しいタイムでしたが、リラックスして自分の走りができたかな」とレースを振り返った。
男子ハンマー投決勝は福田翔大(24、住友電工)が最終6投目で74m57をマークし、2年ぶり3度目の優勝を果たした。福田は自己ベストを66cm上回る投擲を見せ、東京世界陸上の開催国枠エントリー設定記録(73m88)を突破し、初の代表入りへ一歩前進した。
前日の女子5000mを制し、4大会連続となる世界陸上代表に内定した田中希実(25、New Balance)は、女子1500m予選に出場し、4分6秒69の全体トップで決勝に進んだ。田中は参加標準記録をクリアしているため、明日行われる決勝で3位以内に入れば5000mに続き代表に内定する。
女子100mハードルでは、予選から12秒台が続出。日本記録保持者の福部真子(29、日本建設工業)が12秒84(+0.6m)、パリオリンピック™代表の田中佑美(26、富士通)は12秒95(+0.1m)、ベテラン・寺田明日香(35、ジャパンクリエイト)は12秒94(+0.3m)、さらに中島ひとみ(29、長谷川体育施設)は日本歴代2位タイとなる12秒81(⁻0.2m)をマークし、準決勝へ進んだ。
予選から2時間15分後に行われた準決勝。1組には福部と寺田が出場し、福部が参加標準記録にあと0秒02に迫る12秒75(0.0m)をマークし、組1着でフィニッシュ。寺田は13秒10の2着で、ともに決勝に進んだ。2組では田中が12秒80(-0.1m)で1着、中島が12秒84の2着で決勝進出を決めた。
女子走幅跳では髙良彩花(24、JAL)が世界陸上の参加標準記録(6m86)に及ばずも6m48(+0.8m)で5大会ぶり4度目の優勝を飾った。日本記録(6m97)を持つ秦澄美鈴(29、住友電工)は5本目を終えた時点で6m38(+0.2m)をマークも6本目で記録を伸ばすことができず3位に後退し大会5連覇を逃した。
【5日の各種目、優勝者】
男子100m:桐生祥秀 10秒23(+0.4m)
男子800m:落合晃 1分45秒93
男子110mハードル:泉谷駿介 13秒22(+0.8)
男子棒高跳:江島雅紀 5m70
男子三段跳:山下航平 16m67(+0.4)
男子ハンマー投:福田翔大 74m57
男子やり投:﨑山雄太 87m16(大会記録)
女子100m:井戸 アビゲイル風果 11秒45(−0.1m)
女子400m:寺本葵 53秒14
女子800m:久保凛 1分59秒52(日本記録/大会記録)
女子400mハードル:梅原紗月 56秒43
女子走幅跳:髙良彩花 6m48(+0.8m)
女子ハンマー投:村上来花 66m88(大会記録)
*写真は左から泉谷駿介選手、野本周成選手
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