
■MLB レッドソックス10ー2ロッキーズ(日本時間10日、フェンウェイ・パーク)
レッドソックスの吉田正尚(31)が本拠地でのロッキーズ戦に“6番・DH”で今季初出場、4打数3安打1打点。復帰戦で初打席初安打を放つと、2打席目ではタイムリーを放ち、初マルチに初打点、4打席目には変化球に対応し、いきなり存在感を示した。チームは今季最長タイの6連勝となった。
昨季、メジャー2年目は108試合に出場し、打率.280、10本塁打に終わり、ルーキーだった1年目より成績を落とした。10月には右肩を手術し、長い時間リハビリを要した。そして、2024年9月28日以来のメジャーの舞台となった。チームは貯金3ながらア・リーグ東地区5位。
ロッキーズの先発は今季3勝12敗のA.センザテラ(30)、2回の第1打席、2球連続でストレートを見逃し、カウント2ー0から3球目、ストライクを取りに来た内角高め96マイル(154キロ)のストレートを迷いなく振りぬいてセンター前へ、ファーストスイングで復帰初打席初安打をマーク。2024年9月26日以来、約9か月振りのヒットとなった。
今季初ヒットで球場は大歓声となったが、塁上では冷静な表情だった吉田、牽制球をヘッドスライディングで帰塁すると、思わず笑顔を見せ、右肩の動きは問題なさそうな雰囲気だった。
1対0とリードした4回、1死二塁で吉田の第2打席、カウント0ー1で2塁走者が3塁へ盗塁、ここでロッキーズのセンザテラがボーク、1死三塁となった。吉田はしっかりボールを見極めて、カウント2ー1とバッティングカウントになると、真ん中高め96マイル(154キロ)のストレートを強振して、ライト前へ2打席連続ヒットで2024年9月23日以来のマルチヒット、今季初打点もマーク。2打席とも速いボールにしっかりコンタクトしていた。ここまで7球で変化球はわずか1球。
塁上では表情を緩めない吉田だが、ベンチでは右太ももを痛めて故障者リストに入っている同年代のA.ブレイグマン(31)と笑顔で会話をしていた。
4対0とリードした6回、吉田の第3打席、ロッキーズ2人目は左腕のR.ロリソン(27)。対左投手との対戦となったが、カウント1ー0からここでも93マイル(150キロ)のストレートを打っていったが、セカンドゴロに倒れた。
8回、吉田の第4打席、ロッキーズは4人目、S.ハルボーセン(25)。カウント1ー1から低め97.9マイル(157.2キロ)の際どいボールもしっかり見送り、選球眼の良さを見せた。そして、フルカウントからの6球目、真ん中低めのスプリットに上手くバットを合わせてライト線へツーベース。最初の2打席は速いストレート、4打席目にはスプリットと緩急にも対応する打撃で完全復活をアピールした。
チームは先発のL.ジオリト(30)が6回無失点の好投、今季最長タイの6連勝で貯金は今季最多の4となった。
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