
バレーボール女子日本代表の秋本美空(18、ヴィクトリーナ姫路)が1日、都内で会見を行い、2025〜26シーズンに、ドイツ・ブンデスリーガ1部「Dresdner SC」へレンタル移籍することを発表した。
母・大友愛さんが会見を見守る中、秋本は「高校卒業してから海外に挑戦してみたいっていう気持ちはあったんですけど、やっぱり今回代表の試合などを通して、もっともっと海外に通用するような選手になりたいと思った」と決断の経緯を口にした。
今回の海外挑戦は母・大友愛さんと相談して決めたといい、「『行っておいた方が絶対自分的にも成長できる』って言ってくれて、前向きな言葉をかけてくれました。『早いうちに経験した方がいい』と言われたので、たくさんいろんなことを経験して強くなって帰って来れるように頑張ります」。2012年ロンドン五輪銅メダリストの実績を持つ母からのアドバイスが背中を押した。
ドイツ・ブンデスリーガ1部「Dresdner SC」は今季、7度目となるドイツカップを制し、リーグ優勝を6回達成している強豪チーム。会見に同席した上原光徳代表取締役社長は、秋本の移籍先を決める際にアビタル監督と相談したといい、「ドイツでも有名なチーム。ドイツリーグは若手を育てるリーグということで非常に良いところが監督の一押し」と話した。秋本もドイツのチームは「高さがある印象」といい、初めて行くドイツに「プレッツェルが美味しいって聞いたので食べたい」と笑顔だった。今後は、8月23日から始まる世界バレーに出場予定。終了次第、休養を挟みドイツのチームに合流する。
秋本のシニア代表デビューとなったネーションズリーグは、2大会連続のメダル獲得はならず4位で大会を終えた。「ネーションズリーグでは悔しい結果になってしまったので、練習期間で出たチームの課題を改善して、世界選手権では優勝できるように頑張りたい」と決意を新たにした。
■秋本美空(あきもと・みく)
2006年8月16日生まれ。185センチ。母は2012年ロンドン五輪銅メダリスト・大友(旧姓)愛さん。今年1月に行われた春高バレーで、キャプテンとして共栄学園高校を19年ぶりに優勝に導き、MVPを獲得。3月に高校を卒業してからは、ヴィクトリーナ姫路に加入した。2023年には高校生で唯一、代表登録メンバーに選出されたが、シニアでの国際大会出場はなし。今年、2年ぶりに日本代表に選出されると、バレーボール3大大会のひとつネーションズリーグのオランダ戦(6月5日)でシニア代表デビューを飾った。
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