
■MLB レイズ0ー3ドジャース(日本時間4日、ジョージ・M・スタインブレナー・フィールド)
ドジャースの大谷翔平(31)が敵地でのレイズに7試合ぶりに“1番・DH”で出場し、3打数2安打2四球2盗塁。31度目のマルチヒット、今季初の1試合2盗塁をマークした。山本由伸(26)は5回2/3、88球を投げて、被安打5、奪三振6、四死球0、失点0、気温の高い中でのピッチングでしっかりゲームを作り、メジャー初となる2ケタの10勝目をあげた。
直近10試合で41打数20三振とほぼ半分が三振という大谷、D.ロバーツ監督(53)は「三振と四球の比率(特に翔平の)は今のところ理想的とは言えません」とコメント。この日のレイズ先発は身長2m3㎝と長身のJ.ボイル(25)、大谷は初対戦となった。
1回の第1打席、初対戦の相手にボールを良く見極めて、四球で出塁、先頭の大谷が塁に出たが、2番・M.ベッツ(32)がサードゴロ併殺打、チームに流れを呼び込めなかった。
3回、1死走者なしで第2打席、変化球中心に攻められると、フルカウントから外角高めのスライダーに空振り三振と初対戦の相手にタイミングがつかめなかった。
先発の山本由伸(26)はストレートのコントロール、キレが良く、3回まで無失点の好投、4回は先頭打者にヒットを許したが、この場面でも落ち着いて1死一塁で5番・キム ハソン(29)をスプリットで見逃し三振、昨季までチームメイトだった6番・H.フェドゥシア(28)をこの試合初めて投げるスライダーで空振り三振と無失点に抑えた。
ドジャースは5回、スタメン出場していた8番・T.エドマン(30)がセンター前へヒットを放ったが、1塁を回ったところで右足を痛めて、途中交代のアクシデント。2死二塁で大谷の第3打席、2ボールとなったところでレイズベンチは申告敬遠、2番・M.ベッツ(32)との勝負を選択、ベッツは1球目を打っていったが、センターフライ、山本に得点をプレゼントできなかった。
その裏、山本はフリーマンのミスなどで1死一、三塁のピンチを招いたが、1番・ディアズ、シンカーで内角を意識させると、カウント2-1から内角に落ちるスプリットで詰まらせてセカンドフライ、2番・ラウにはギアを上げて、この日最速となる97.1マイル(156.2キロ)のストレートを投げ込んだ。カウント1-2と追い込むと、最後はスプリットで空振り三振、味方のミスをカバーして無失点に切り抜けた。
気温が36℃と上昇した6回、ドジャースは先頭のフリーマンがヒットで出塁すると、そこから1死一、二塁のチャンスを作り、6番・A.パヘス(24)がレフトへ鋭い当たり、この打球で2塁走者のフリーマンが全力疾走でホームへ還り、ミスを取り返す好走塁で1点を先制した。
勝ち投手の権利を手にして6回のマウンドに上がった山本、2死からキムにレフト前ヒットを浴びたところでドジャースベンチは疲労も考えて山本をここで降板させた。
7回には1死から大谷の第4打席、カウント1ー1からチェンジアップにタイミングを外されたが、キャッチャー前にボテボテのゴロ、大谷は全力疾走で1塁を駆け抜けて内野安打とした。すると、2番・ベッツの打席で14試合ぶりとなる今季14個目の盗塁に成功、さらに1死一、二塁から1塁走者のベッツとダブルスチールに成功、今季初の1試合2盗塁をマーク。このチャンスに3番・フリーマンがライト前ヒットを放ち、2対0とリードした。
9回1死一塁で大谷の第5打席、フルカウントから外角低めのチェンジアップに体勢を崩されながらも上手く拾ってセンター方向へ、全力疾走でツーベースヒット、2試合ぶり、今季31度目のマルチヒットとなった。このチャンスに2番・ベッツがセンターへ犠牲フライで大きな追加点、3対0とリードした。
ドジャースは今季5度目となる完封勝ちで2カード連続での勝ち越し、山本はメジャー初となる2ケタ10勝目を手にした。
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