
ア・リーグの地区シリーズが開幕、ヤンキースは同地区で優勝したブルージェイズと対戦し、投手陣が13安打10失点、攻撃陣は押し出し四球の1点しか奪えずに完敗。ワイルドカード3位から下剋上を狙うタイガースはマリナーズと対戦し、2対2の同点で延長戦に突入、11回、2死からの決勝タイムリーで勝利を収めた。
3勝先取の地区シリーズ第1戦、ワイルドカードシリーズでは王手をかけられてから連勝と崖っぷちから這い上がってきたヤンキース、地区シリーズの相手は同地区で最終戦目で優勝争いをしたブルージェイズ、1回、先発のL.ヒル(27)が3番・V.ゲレーロJr(26)にレフトへ自身初となるプレーオフでのホームランで先制を許した。
さらに2回、ヒルは5番・A.カーク(26)にも内角高めのストレートを捉えられて、レフトスタンドへホームランとブルージェイズの一発攻勢で2点目を失った。
2点を追うヤンキースは6回、ブルージェイズ先発・K.ガウスマン(34)を捉えて、無死満塁の大チャンスで2番・A.ジャッジ(33)、フルカウントから外角低めのスプリットに空振り三振、しかし、3番・C.ベリンジャー(30)が四球を選び、押し出しで1対2と1点差に詰め寄った。
1死満塁で4番・B.ライス(26)はストレートに詰まらされてサードフライ、ここでブルージェイズベンチが動き、2人目、L.ハーランド(27)をマウンドへ、5番・G.スタントン(35)は100マイル(161キロ)のストレートに空振り三振、ヤンキースはようやくつかんだチャンスも押し出しの1点のみに終わった。
ピンチを凌いだブルージェイズは7回、無死一、三塁で9番・G.ヒメネス(27)がライト前へタイムリー、3対1と再び2点差。さらに1死満塁から2番・N.ルークス(31)がライトへ2点タイムリー、3番・ゲレーロJrが犠牲フライと6対1。8回にはカークがこの試合2本目のホームラン、その後もブルージェイズが得点を奪い、2桁得点でヤンキースに先勝した。
24年ぶりに地区優勝を果たしたマリナーズはタイガースと対戦、レギュラーシーズンでは6試合で4勝2敗で4連勝中、しかも、タイガースの絶対的エース・T.スクーバル(28)から2勝をあげている。
マリナーズ優位となったこのカード、2回、先発G.カービー(27)が無死一、二塁のピンチを背負ったが、7番・Z.マッキンストリー(30)をスライダーで空振り三振、2死二、三塁から9番・P.メドウズ(25)をシンカーで見逃し三振とピンチを脱した。
すると4回、ここまでタイガース先発のルーキー・T.メルトン(24)に1安打と抑えられていたマリナーズ打線はイチローの愛弟子の3番・J.ロドリゲス(24)がセンターバックスクリーンに均衡を破る一撃を放った。
それでも5回、タイガースは2死一塁で2番・K.カーペンター(28)がカウント1-2と追い込まれながらもシンカーを完璧にとらえて、ライトスタンドへ逆転ツーラン。敵地でもワイルドカード3位から下剋上を狙うタイガースの勢いが止まらない。
マリナーズは6回、無死一、三塁のチャンスを作り、ふぁたたび3番・ロドリゲス、今度はコンパクトにライト前へ同点タイムリーで2対2、中盤は点の取り合いとなった。
2対2の同点で延長戦へ、レギュラーシーズンはタイブレーク制だが、プレーオフはタイブレーク制を使用せず。通常ルールの延長戦は11回、タイガースは2死二塁で7番・マッキンストリーが貴重な勝ち越しタイムリー、タイガースは2012年以来、13年ぶりにプレーオフの延長戦を制した。
【ア・リーグ地区シリーズ】※3勝先取
■マリナーズ(1敗)2ー3タイガース(1勝)
■ブルージェイズ(1勝)10ー1ヤンキース(1敗)
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