
■第102回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会(18日、東京・立川市)
第102回箱根駅伝(2025年1月2、3日開催)の予選会が行われ、中央学院大、順天堂大学、山梨学院大など上位10校が“新春の箱根路”の切符を手にした。11位の法政大学はわずか17秒差で本大会出場を逃した。
本大会出場枠「10」を目指して、出場42チームの激戦が予想される一発勝負の予選会。ハーフマラソン(21.0975㎞)の距離で行われ、陸上自衛隊立川駐屯地の滑走路をスタートし市街地を通って、国営昭和記念公園のゴールを目指す。各校12人までが走り、上位10人の合計タイムで順位を競う。
注目は今年の箱根駅伝で11位とあと一歩でシード権を逃した順天堂大学、箱根駅伝78年連続78回目の出場を狙う日本体育大学、箱根駅伝優勝経験のある山梨学院大、去年の予選会、わずか1秒で本選出場を逃した東京農業大学。
この日の気温は20℃、42チームが一列に並んでスタートを切った。序盤は各校の留学生がトップ集団と作り、5㎞付近で日本人トップは東京大学の秋吉拓真(4年)、去年の予選会、熱中症で選手がゴール前で棄権し、14位だった東海大学、日本体育大学、順天堂大は選手たちが集団となってレースを展開していった。
5㎞の順位は1位が立教大、2位に日本薬科大、3位に上武大、4位に順天堂大、5位に中央学院大となった。
10㎞では日本人トップ集団は東海大の花岡寿哉(4年)、東農大の前田和摩(3年)などが引っ張り、10㎞の順位は1位は立教は変わらず、2位に順天堂、3位に山梨学院、4位に中央学院と箱根常連校が上がってきた。
終盤の15㎞では1位に順天堂が上がり、立教は4位、そして、本選出場がかかる10位には専修大、14秒差で神奈川大が11位となった。
ここからが秒差を争う勝負、集団走も割れ始めて選手それぞれがスパートの入った。沿道からも各校のスタッフが現在の順位を大きな声でアドバイス、選手を後押しした。
17.4㎞では1位は順天堂、10位には神奈川大が上がり、11位には32秒差で専修大、そして、78回連続出場のかかる日本体育大は12位で出場権まで37秒差と苦しい状況となった。
トップでゴールしたのは山梨学院のキピエゴ(3年)、2位に日大のキップケメイ(3年)、日本人トップは中央学院の近田陽路(4年)で全体で7位となった。
最後まで激戦となった箱根駅伝予選会は日本人トップの近田が力走し、中央学院大が1位で通過、2位に順天堂大学、3位に山梨学院大となった。そして、予選通過ラインの10位には立教大が入り、選手たちは泣き崩れた。エース・馬場賢人(4年)が欠場したが、選手たちが粘りの走りを見せた。11位は17秒届かず法政大、17.4㎞付近までは9位だったが、終盤で順位を落としてしまった。
去年、予選会で敗れた東海大は5位、終盤で苦戦していた日本体育大学は9位に滑り込み、78回連続出場を手にした。
【箱根駅伝予選会 結果】
1位:中央学院大 3年連続25回目 10時間32分23
2位:順天堂大 15年連続67回目 10時間32分35
3位:山梨学院大 6年連続39回目 10時間32分44
4位:日本大 3年連続92回目 10時間32分57
5位:東海大 2年ぶり52回目 10時間34分07
6位:東京農業大 2年ぶり71回目 10時間34分59
7位:神奈川大 3年連続56回目 10時間36分07
8位:大東文化大 4年連続54回目 10時間36分12
9位:日本体育大 78年連続78回目 10時間36分14
10位:立教大 4年連続31回目 10時間36分56
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11位:法政大 10時間37分13
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