
DeNA・筒香嘉智(34)の日本球界復帰後、3年目のシーズンが始まる。今季は7年ぶりに主将に就任。「非常に楽しみ」と話すように、夏場まで不振に苦しんだ去年とは全く異なる心境で開幕を迎えている。
「ただ自分のパフォーマンスを発揮するだけ」
2025年は不安を抱えた状態でのシーズンインだった。「重心のズレ」により打撃の調子が上がらず、長期に渡り試行錯誤を続けた。8月13日(ヤクルト戦)の試合前練習で感覚を取り戻したことが転機となり、代打で出場したその日の試合で、53日ぶりとなる7号3ラン本塁打。そこから打ちまくり、終わってみれば8月中旬以降は14本塁打と復活を印象づけた。
「去年はやっと自分に戻ったなっていう感覚があった。(今季は)それにプラスアルファで経験も年齢もいろんなものがミックスされているなっていう感じ」。上半身の違和感で最後の2試合は欠場したが、オープン戦は27打数10安打1本塁打の7打点、打率.370の数字を残した。
アメリカでは内野を守る機会が多かったこともあり、12年ぶりの内野手登録にも違和感はない。昨季の終盤、「三塁」での出場が増えたことが打撃に良い影響を与えたのではないかという見方もあるが、本人は否定する。
「結果的にはそう見えるけど、打撃が良くなったのは8月13日の神宮。まだその時は内野を守ってないはず。タイミングが重なったからそう言われがちだけど、レフトを守ったから、サードを守ったからっていうのでバッティングが変わるっていうのは僕の中での感覚はそんなにない。選手としては言われたところでただ自分のパフォーマンスを発揮するだけです」
「筋が通っていることが大事」
昨季終了後の契約更改の場では、ベテラン選手たちがチームのためを思い苦言を呈した。「ノリと勢いは違う」。筒香も、復帰してから感じていたことを敢えて発信。1998年以来、チームが遠ざかっている“優勝”の二文字を切望しているからこそ、チームが変わる必要があると考えていた。
オフには相川亮二新監督から主将就任を打診され快諾。年齢と経験を重ねたからこその自身の考えはもちろんあるが、「自分の感情でものを言わないというのを大前提」に、若手ともコミュニケーションを図っている。自身が20歳の時よりも「今は情報量が多い」。若い選手が納得して行動に移せるよう「順序、話す内容も含めて筋が通っていることが大事」だという。
「チームが勝つために必要だなと思ったら言うし、今言うべきじゃないなと思ったらタイミングを見る。観察することも増えた。チームミーティングも定期的にずっとやっているし、とにかく“隙”をつくらないように気をつけているという感じですね」
「全く別のチームになっている」
7年ぶりの“再登板”、34歳の筒香が描く“理想のキャプテン像”とはどんな姿なのかと問うと「理想を持つのではなくて、このチームが目指している、DeNAが掲げているチームに対して、そこに必要なことに少しでも自分の力を尽くしたいと思っている」と答えた。「(臨機応変に)いろんな対処ができるよう、準備は常にしておかないといけない。自分が成長することも、知識を入れることもそうだし。できる手札がないっていう状態にだけはしたくない。そこで止まることになるから。自分が常にそれをできる準備っていうのはしてるっていう感じかな」。これまでに以上に細かく、「意図がわかりやすい」という相川新監督が求める野球を表現するために全力で挑むつもりだ。
キャンプを経て「去年と全く別のチームになっていると思う」と筒香は語る。シートノックや練習でも「“隙”を一切見せないという雰囲気もできあがってきている」と、チームの変化を目に見えて感じているという。
心配された身体の状態も「問題ない」といい、1軍でプロ17年目のシーズンをスタートする。目標は「もう優勝だけ。それができたら良いかなと思うのでそこに少しでも貢献できたら」。28年ぶりの歓喜へ、万全を期して臨む。
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