
■第30回全国高等学校女子硬式野球選手権大会 学法石川 0ー10 神戸弘陵(1日、阪神甲子園球場)
【写真を見る】神戸弘陵が2年ぶり5度目の優勝!春夏通算10度目の全国制覇 県勢初決勝の学法石川下し史上最多70チームの頂点に【女子高校野球】
女子高校野球の選手権大会決勝が行われ、神戸弘陵(兵庫)が学法石川(福島)を破り、2年ぶり5度目の優勝を飾った。2024年に達成した史上初の2年連続春夏連覇以来となる夏の頂点に立ち、春夏通算10度目の全国制覇。史上最多70チームが参加した大会を制した。
試合は先発のエース・山戸優菜(3年)が7回完封、打線も相手の隙をつくプレーと12安打の猛攻で10得点。投打噛み合い快勝した。
神戸弘陵は先発の山戸優菜(3年)が初回を無失点に抑える立ち上がりを見せると、その裏に打線が応えた。学法石川の先発左腕・本諏訪颯南(3年)に対し、1死から2番・石井望愛(3年)が遊安打で出塁。続く3番・西垣美来(3年)がレフトへの適時二塁打を放つと、一塁走者の石井が快足を飛ばして一気に生還し、先制点を奪った。さらに2死三塁から5番・浅水梨来(2年)に中適時打が飛び出し、2ー0。
3回には3番・西垣、4番・島本そな(3年)の連打で3点目を挙げた。マウンドに立ち続ける山戸は、切れ味鋭いスライダーを操り、スコアボードに0を並べる投球を披露。5回には、この回先頭の7番・緑川紗陽音(2年)にチーム初安打となる中前打を許し、さらに味方の守備の乱れもあって1死満塁のピンチを迎えた。それでも後続を落ち着いて打ち取り、得点を許さなかった。
5回裏、2番・石井が左安打、4番・島本が中安打を放つなど1死一、三塁と追加点のチャンスを迎えると、5番・浅水のスクイズが相手の失策を誘いその間に4点目。その後も隙をつくプレーと猛攻で得点をもぎ取りこの回一挙7得点を奪った。
10ー0と大きく突き放した神戸弘陵は山戸の好投、さらに堅い守備で学法石川の反撃を許さず。最終7回までリードを守り切りマウンド付近では歓喜の輪が広がった。春の選抜大会でも5度の優勝を誇る強豪が、春夏通算10度目の全国制覇を達成し、その実力を改めて全国に示した。
試合後、石原康司監督は「昨年の卒業生の悔しさ、過去の卒業生の悔しさを胸に、甲子園に絶対に行くんだ。特にユース、選抜で負けているので、何とか勝ち切りたいという思いをこの3年生38人、全体で93人が一丸になって、本当に達成してくれました」と選手たちに言葉を送った。
キャプテンの山戸は「5回ぐらいまで緊張があったんですけど、そこからはチームメイトのおかげで緊張もほぐれて、いいピッチングすることができたと思います」と振り返り、「たくさん辛いことあったんですけど、それ乗り越えて、この優勝を掴み取れたので本当に良かったです」と言葉に力を込めた。
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