
■第20回アジア競技大会 愛知・名古屋 バレーボール男子 決勝 日本 1ー3 イラン(3日、岡崎中央総合公園総合体育館)
【写真を見る】アジア大会に臨むバレーボール男子日本代表12人
1994年広島大会以来、32年ぶりに日本(愛知・名古屋)で開催されているアジア大会。バレーボール男子の決勝が行われ、世界ランキング5位の日本はイラン(同19位)にセットカウント1ー3(26ー28、25ー19、21ー25、24ー26)で敗戦し銀メダルを獲得。2010年の広州大会以来、16年ぶりとなる金メダルには届かなかった。それでも、日本は最後まで粘り強く戦い抜き、地元開催の大舞台で堂々の銀メダルを手にした。
スタメンはセッターに河東祐大(28)、アウトサイドヒッターに大塚達宣(25)、甲斐優斗(23)、ミドルブロッカーに西本圭吾(27)、西川馨太郎(26)、オポジットに西山大翔(23)、リベロに高橋和幸(26)が起用された。
対戦相手は大会3連覇中の強敵イラン。第1セットは序盤から一進一退の攻防が続いた。甲斐のサービスエースや西川のブロックも決まり、互いに譲らない展開。終盤、18-20と先に20点台へ乗せられたものの、途中出場の高橋慶帆(22)がスパイクを決めるなどして21-21と追いついた。その後、21ー23と再びリードを許すも、大塚のスパイクやセンターからのバックアタックで粘り、26ー26まで持ち込んだ。しかし、最後はあと一歩及ばず、26ー28で第1セットを奪われた。
第2セットも序盤から1点を奪い合う競り合いとなった。西山の強打や、大塚が相手のブロックアウトを誘うスパイクを決め、わずかに日本がリード。中盤には西本のブロックが決まり、19-14とリードを広げた。西本は得点を決めるたびに雄叫びを上げ、チームを鼓舞。コート内に勢いをもたらした。西山のサービスエースで22-17とすると、その後も流れを渡さず。最後は西川がクイックを決めて25点目を奪い、25-19で第2セットを制した。
セットカウント1-1で迎えた第3セット。序盤からイランにリードを許す展開となったが、途中出場の後藤陸翔(25)がスパイクを決めると、高橋慶帆もブロックで得点を挙げ、食らいついた。イランのペースで試合が進む中、日本は徐々に点差を縮めていく。中盤には大塚、高橋慶帆のスパイクで反撃を試みたものの、最後まで追いつくことはできず。21-25で第3セットを落とし、セットカウント1-2とされた。
後がなくなった日本は第4セット、立ち上がりから大塚と西川がサービスエースを決め、反撃の姿勢を見せる。さらに甲斐がバックアタック、西山もスパイクを打ち抜き、得点を重ねた。しかし、イランの高さを生かしたブロックに阻まれるなど、徐々に失点が増えると流れはイランへ。終盤、日本は粘り強く得点に繋げたがわずかに及ばず、第4セットも落とした。セットカウント1ー3で敗れた日本は、16年ぶりのアジア制覇にあと一歩届かず。地元・愛知の舞台で銀メダルを獲得した。
試合後、大塚は「第1セットも第4セットも2点差でセットを落としてしまって、最後の1本が僕のミスだったので、そこを決めきれなかった。自分のせいで負けたなと思います」と悔しさを滲ませた。
一方で、今大会を通じて得た経験には「長いことコートに立って、だからこそできる経験ってすごい多かったので、そこは自分にとって非常に価値のあるものだった」と振り返った。さらに「やりきったって言える部分も展開としては多かったと思うので、最後まで本当に誰一人諦めず戦い続けて、第4セットも少し相手にリードされても最後巻き返せるだけの力が自分たちはあるっていうのは本当に良かった」とチームの戦いぶりを評価。「短い期間でしたけど、作り上げたチームは本当に試合を通してどんどん良くなったと思うのでそこは本当に良かったなと思います」とチームの成長を実感していた。
今後については「ロサンゼルスの切符はもう獲得しましたけど、だからと言って手を緩めるだとか、成長をしようという気持ちを止めるっていう必要は全くないと思っているので」と前向きな姿勢。「これから始まるクラブシーズンもそうですし、代表シーズンもみんなそれぞれの場所でそれぞれがオリンピックの意識持って、みんな取り組むと思うので、そういうみんなの頑張りっていうのを励みにしながら、自分も向上させていけるように頑張りたいなと思います」と意気込んだ。
【最終結果】
金)イラン
銀)日本
銅)パキスタン
【男子日本代表 日程・結果】
■ファーストラウンド(グループA)
9月27日(日)日本 3ー0 ウズベキスタン
9月28日(月)日本 3ー0 カザフスタン
9月29日(火)日本 3ー0 パキスタン
■準々決勝
10月1日(木)日本 3ー0 カタール
■準決勝
10月2日(金)日本 3ー2 中国
■3位決定戦
10月3日(土)パキスタン 3ー0 中国
■決勝
10月3日(土)日本 1ー3 イラン
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