
■第5回 アジアパラ競技大会 愛知・名古屋 柔道 女子J1-52キロ級 決勝(19日、愛知県武道館)
全盲の半谷静香(38)が柔道の女子J1-52キロ級決勝に臨み、優勢勝ちで金メダルに輝いた。アジアパラ愛知・名古屋における日本選手金メダル第1号となった。半谷は前回の2023年杭州大会でも銀メダルを獲得しており、2大会連続の表彰台となった。
視覚障がいの選手によるパラ柔道。障がいの程度によるクラスと体重による階級にそれぞれ分かれて競技を行う。クラスにはJ1(全盲)とJ2(弱視)の2つがある。
網膜色素変性症により、生まれつき視覚に障害がある半谷はJ1(全盲)に出場。午前10時過ぎに行われた準々決勝で半谷は、押さえ込みで一本勝ち。その40分後に行われた準決勝でも、試合時間残り21秒で豪快な投げ技を決め技ありを奪い、決勝に進んだ。
半谷の名前がコールされると、会場から大きな声援が飛んだ。しかし開始58秒、モンゴルのトグトフバヤル・スブドエルデネ(24)に有効を奪われる。さらに指導も取られピンチとなるが、2分34秒、豪快な投げ技を決め技ありを奪い逆転。終盤に相手の巴投げを食らうが何とか防いだ半谷が悲願の金メダルを獲得。試合終了の瞬間には笑顔をみせた。
パラ柔道は一般の柔道と同じ試合場を使用し、ほぼ一般と同じルールで行われる。代表的なルールは、開始から常に組み合った状態で試合を行うこと。審判によって両選手とも道着の同じ位置をつかみ、公平な状態を確認してから、「はじめ!」の合図がかけられる。試合中に両手が離れたり、場外に出てしまった場合などは、開始時と同様、審判によって試合場の中央に戻され、再度組み合ってから試合を再開する。
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