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“名門”旭化成 2年ぶり49回目の優勝 2区ルーキー塩出翔太が逆転、3区山本歩夢、5区亀田仁一路が区間新【九州実業団毎日駅伝】

スポーツ
2026-11-03 13:44

■第63回九州実業団毎日駅伝(3日、佐伯中央病院陸上競技場発着、7区間89.3km)


【日程・結果一覧】駅伝シーズン到来!女王争いからニューイヤー&箱根の新春決戦まで※随時更新


元日に行われる全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の予選会を兼ねた「九州実業団毎日駅伝」が3日に行われ、今年で最後となった大会は旭化成が2年ぶり49回目の優勝を果たした。2区でルーキーの塩出翔太(23)が逆転、3区で山本歩夢(24)が区間新記録の快走を見せた。昭和39年の第1回王者が最後の大会で優勝、旭化成で始まった大会は旭化成で幕を閉じた。


来年からニューイヤー駅伝の予選会が統一大会となるため、この九州実業団毎日駅伝は今年が最後となった。去年8年ぶりの優勝を果たした三菱重工は2区に9月のアジア大会愛知・名古屋でマラソン金メダルの山下一貴(29)、5区に18年ジャカルタ大会金メダルの井上大仁(33)を起用、王者奪還を狙う旭化成は1区には明治大出身の森下翔太(23)、2区に青山学院大出身の塩出翔太(23)とルーキーを配置した。


全18チームがエントリーして、上位9チームが元日に行われる全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の出場権を獲得、レースの流れを作る大事な1区(12.8km)、序盤はスローペースの展開、2km付近でトヨタ自動車九州のルーキー、順天堂大出身の石岡大侑(22)が先頭に立ちレースを引っ張る形となった。中盤で2年連続でニューイヤー駅伝に出場、6月にマラソン日本記録保持者の大迫傑(35)とアドバイザー契約を結んだ戸上電機製作所は堀田晟礼(23)が先頭集団から遅れ始めて足を止める姿も見られた。


10km付近では先頭集団の安川電機の平島龍斗(23)は沿道から声援を送る応援団に手を挙げて応える余裕の表情、残り2kmでペースが上がりトップ争いが大混戦となった。残り1kmでトップに立ったのがクラフティアのルーキー、城西大出身の桜井優我(22)が下り坂を利用してスピードを上げて区間賞を獲得、2位は3秒差で旭化成、3位に4秒差で西鉄、戸上電機製作所はトップと8分58秒差と厳しい状況となった。


最長の2区(18.3km)、エースが集まった区間、クラフティアはキャプテンの山野力(26)が序盤は安定した走りで最初の1kmで2位との差を徐々に開いていった。7km付近でクラフティアの山野が2位集団に吸収され、トップ集団は6チームとなった。三菱重工の山下はやや遅れた。


9.1km付近で先頭争いが激しくトヨタ自動車九州の横田玖磨(25)、ひらまつ病院の栃木渡(31)が交互にレースを引っ張っていった。終盤に入るとひらまつ病院の栃木が細かいペースの上げ下げでトップ集団に揺さぶりを仕掛けて、トヨタ自動車九州、安川電機が遅れ始めた。残り600mで旭化成のルーキー塩出が仕掛けると、トップで襷リレー、2位には3秒差でクラフティア、3位に4秒差でひらまつ病院となった。


3区(11.1km)、3km付近で4位の西鉄が遅れ始めてトップ集団はひらまつ病院、クラフティア、旭化成の3チームとなった。4km付近でクラフティアの山内健登(24)が付いていけずに引き離されトップは2チームの争いとなった。中盤で2人が走路を外れそうになる場面もあったがひらまつ病院の荻久保寛也(28)、旭化成の山本歩夢(24)がお互い顔を見合わせて笑顔を見せていた。


残り1km付近で旭化成の山本がスパートをかけて、ひらまつ病院を引き離して、区間新記録をマークして旭化成がトップで襷リレー、2位にひらまつ病院、3位にクラフティア。山本は「前半から余裕をもって走れた。新人が良くて1区の森下、2区の塩出がいい走りで来たので流れに乗った」と笑顔を見せた。


最短の4区(6.6km)も旭化成が2位ひらまつ病院に1秒差でトップをキープして、5区(15.5km)へ、旭化成は亀田仁一路(25)が序盤から快走を見せて、ひらまつ病院との差を広げていった。安定感のある走りで区間新記録で区間賞、2位の安川電機に1分8秒差を付けた。ひらまつ病院はこの区間で9位まで順位を落とした。


6区(11.1km)も旭化成が独走、7区(13.9km)はアンカーのベテラン・大六野秀畝(33)が確実な走りで後続の追い上げを許さずにフィニッシュテープを切った。旭化成は2年ぶり49回目の優勝、半世紀以上続いた最後の大会で“九州王者”に返り咲いた。


ニューイヤー駅伝出場権は9位、10位に入った実業団混成チームには出場権を与えられず、1区でトップと8分58秒差の最下位と大きく出遅れた戸上電機製作所が2区以降から確実に順位を上げて最後の1チームに滑り込んだ。


【九州実業団毎日駅伝 結果】
1位 旭化成     4時間18分46秒
2位 クラフティア  4時間21分06秒
3位 安川電機    4時間21分37秒
4位 西鉄      4時間22分11秒
5位 黒崎播磨    4時間22分15秒
6位 トヨタ自動車九州4時間22分46秒
7位 三菱重工    4時間22分53秒
8位 ひらまつ病院  4時間26分06秒
9位 実業団混成A   4時間27分06秒 ※オープン参加
******************ニューイヤー駅伝出場権
10位 実業団混成B  4時間30分30秒 ※オープン参加
11位 戸上電機製作所   4時間36分45秒
12位 JR九州      4時間38分42秒


※実業団混成チームはオープン参加のためにニューイヤー駅伝出場権はなし
 


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