道路陥没現場で救出活動の妨げになっていたコンクリート製の管の撤去作業が始まりました。作業は9日までを予定していて、撤去後は本格的な救出活動の再開を目指しています。
【写真を見る】救助活動の障害となっていた「ボックスカルバート」と呼ばれるコンクリート製の管
“コンクリート管”撤去開始 「全面復旧には2~3年」見通しも
埼玉県八潮市の道路陥没事故。いまだ安否不明のトラック運転手(74)の救出のため、新たな動きがありました。
重機によってえぐり取られる穴の縁。その後、持ち上げられたのは箱のようなコンクリート。
救助活動の障害となっていた「ボックスカルバート(農業用排水路)」と呼ばれるコンクリート製の管です。
埼玉県の担当者
「ここの下の部分が不安定になって、これが落下する危険があるので、作業を一度中断した」
埼玉県は、この落下の危険がある「ボックスカルバート」の撤去作業を7日午後7時半すぎから始めました。
埼玉県 大野元裕 知事
「9日までには撤去が予定されている」
県は地盤崩落の危険があることから、周辺14軒の住民に数週間の避難を呼びかけています。
救助後の復旧について検討委員会の委員長は、下水道管の損傷状況により迂回工事が必要だとしています。
復旧工法検討委員会 森田弘昭 委員長
「調査に時間がかかる。あのあたりはものすごく地面が柔らかい。どこの位置ならば大丈夫かを決めるのにボーリング調査をする。その調査だけで1、2年かと思う」
森田委員長は、迂回工事を行った場合、その後の工事も含めて「全面復旧には2~3年かかる」と話しています。
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