きょうは冬型の気圧配置が強まった影響で、全国的に強い北風が吹いています。強風によって工事現場の足場が崩れたほか、あおられて転倒するなど、けが人も出ています。
記者
「正午すぎの千葉市です。その場に立っていられないほど強い風が吹いていて、街路樹も大きく揺れているのがわかります」
千葉市のきょうの最大瞬間風速は26.2メートル。あまりの強風に倒れてしまう人も。歩くことすら、ままならない状況です。
「すごいです。前に進めなくて。空気に乗るような感じで進んでいます」
「歩けない。あそこまで行ってきたんだけど大変」
こちらは千葉県柏市にあるJR南柏駅の様子。駅のそばの木が倒れ、屋根にもたれかかっています。
強風の被害は各地で相次ぎました。
茨城県つくばみらい市では、風で飛んできたとみられるトタン板が線路をふさいでいます。この影響で、つくばエクスプレスの一部区間で運転を見合わせました。
つくばみらい市での撮影を終え、茨城県上空を飛んでいると、青い空の下に風で舞った大量の砂埃による“茶色い層”が町全体を覆っていました。
きょうは全国的に冷たい北風が強く吹き、最大瞬間風速はさいたま市で23.6メートル、横浜市で22.3メートル、東京都心で20.6メートルなどとなっています。
記者
「こちらの工事現場では、強風の影響で足場が崩れてしまっています」
埼玉県春日部市では、4階建てのビルの工事中に足場が崩れ、隣接するアパートに接触。警察などによりますと、この事故によるけが人はなかったということですが、春日部市内では、風にあおられるなどして3人がけがをしました。
強風の被害は東京都内でも…。
墨田区の工事現場では、高さおよそ7メートルの防音シートが骨組みごとはがれたということです。
空の便では、強風の影響で日本航空が20便、全日空が27便、それぞれ欠航となっています。
強風によって空気が乾燥し、火災なども起こりやすいので注意が必要です。
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