2021年、東京・八王子市のアパートで外階段が崩れ落ち、住人の女性が転落死した事故で、警視庁が施行会社の元会長の男性(77)を業務上過失致死の疑いで、あす、書類送検する方針を固めたことがわかりました。
この事故は、2021年4月17日午後2時20分ごろ、八王子市南新町の当時築8年の木造3階建てアパートで、1階と2階をつなぐ外階段の踊り場が崩れ落ち、このアパートの3階に住む大手里美さん(当時58)が階段を上っている際、およそ2メートル下の地面に転落して頭を強く打ち、死亡したものです。
この事故をめぐって、警視庁が施工会社「則武地所」の元会長の男性(77)を業務上過失致死の疑いで、あす、書類送検する方針を固めたことが捜査関係者への取材でわかりました。
元会長の男性は、階段の踊り場に使われている木材が腐食している可能性を認識していたにもかかわらず、適切な補修や点検を怠り、放置したことで事故を引き起こし、大手さんを転落死させた疑いがもたれています。
また、則武地所が施工を担当した別の複数の物件でも、事故前の2019年から2020年ごろにかけて、外階段周辺の腐食を指摘する連絡があったほか、住人がけがをする事故も起きていたということです。
任意の調べに対して、元会長の男性は容疑を認めているということです。
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