3日、鹿児島県十島村の悪石島で震度6弱を観測したトカラ列島近海の地震活動について、政府の地震調査委員会は、当分の間、震度6弱程度の地震に注意が必要との評価を発表しました。また、地震活動の要因については「わからない」としつつ、火山活動が影響している可能性を否定しませんでした。
政府の地震調査委員会は4日、臨時の会合を開き、トカラ列島近海で続いている活発な地震活動について評価しました。
今後の見通しについては、地震活動の活発なエリアが、火山が連なる「火山フロント」の延長上に位置しているとした上で、火山地域の地震活動では最大規模の地震と同じ程度の地震が発生しやすいことから、「当分の間、震度6弱程度の地震に注意が必要」との評価を発表しました。
一方、地震活動の要因について、平田直委員長は「わからない」としつつ、「広い意味で火山を造る活動が地震活動を駆動させていることは十分考えられる」と述べ、火山活動の影響である可能性を否定しませんでした。
そのほか、国土地理院が人工衛星による観測データを解析したところ、悪石島の南にある宝島の観測点が、今回の地震活動が起きる前と比較して南南東方向に3.7センチ動いていることがわかりました。
平田委員長は、この地殻変動について「極めて大きく、ものすごい量だ」としています。
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