
東京・大田区が先月投票が行われた参議院選挙で不在者投票数を二重に計上し、無効票をおよそ2600票分水増ししていた問題を受けて、きょう、区は記者会見を開き、謝罪しました。
大田区 鈴木晶雅 区長
「区民の皆様の信頼を大きく損ねてしまったこと、また、皆様方へのご報告が遅くなってしまったことにつきまして、区長として心より深くお詫びを申し上げます」
区によりますと、先月20日に行われた参院選の投開票日に、区の担当者が不在者投票数を集計する際、前日までに集計を済ませていた不在者投票数を誤って二重に計上したということです。
このため、集計した投票数が実際の投票数より多くなりましたが、差分およそ2600票を無効票として上乗せすることで数字を合わせたとしています。
その後、区の選挙管理委員会は先月22日に不在者投票数を二重に計上したことが差が生じた原因だと把握したものの、区側に報告したのはおよそ2週間後となる今月4日になったということです。
区の選挙管理委員会事務局長は「いずれ訂正しなくてはならないと考えていた。投票用紙の間違いの交付もあり、選挙事務に忙殺されて余裕がなかった」と話しているということです。
区は今後、水増しを行った詳しい経緯を調査し、関係者を処分する方針です。また、公職選挙法に抵触する可能性があることから、警視庁に相談しているということです。
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