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「手間で面倒になった」自宅からネコの頭蓋骨132匹分確認 「多頭飼育崩壊」ネコの保護活動をしていた女(51)逮捕 劣悪な環境で餌を与えず衰弱死か【news23】

国内
2025-09-19 11:14

劣悪な環境でネコを飼育し衰弱死させたなどとして、元動物愛護団体のメンバー・宮田由紀容疑者(51)が逮捕されました。宮田容疑者の自宅からは少なくとも132匹分のネコの頭蓋骨を確認。警察の取り調べに対し、宮田容疑者は「飼育の費用や手間が増え、面倒になっていった」と容疑を認めているということです。


【写真を見る】ネコの排せつ物や死骸が放置…“劣悪”な飼育環境


自宅に…ネコの頭蓋骨132匹分

2025年6月、熊本市内にある女の自宅。


記者
「現在、防護服姿の人たちがネコの保護を進めています。周辺は糞や尿の臭いでしょうか。かなり強烈に臭います」


ケージや段ボールなどが散乱した現場。窓際にはネコの姿も。


ネコの保護活動をしているという女ですが、シートにくるまれ運ばれているのは、死んだネコです。


現場では約3時間で、10匹ほどのネコが保護された一方、少なくとも132匹分のネコの頭蓋骨が見つかりました。


作業にあたった担当者
「とにかく荷物・ごみがいっぱい。死んだネコは埋もれて分からない状態」


警察の呼びかけに玄関から出てきた女。動物愛護法違反の疑いで18日、逮捕された宮田由紀容疑者(51)です。


宮田容疑者は、2024年2月ごろから2025年6月2日にかけて、熊本市の自宅でネコの排せつ物や、他のネコの死骸が放置された不衛生な環境で、十分な餌を与えずネコ13匹を衰弱死させ、さらにネコ12匹をその環境で飼育する虐待をした疑いがもたれています。


宮田由紀容疑者(51)
「飼育の費用や手間が増え面倒になっていった」


宮田容疑者は当時、動物愛護団体のメンバーとして、行き場のないネコを保護する活動をしていました。


宮田容疑者に預けられていた2匹のネコ。このうち1匹が死にました。腹部や足が損傷していたそうです。


ネコを預けた夫婦です。夫の亡くなった母親がネコを飼っていましたが、ネコアレルギーの家族がいたため、宮田容疑者に保護してもらうことに。その際、引き取り料として1匹2万円を支払ったということです。


宮田容疑者に猫を預けた人
「結構有名な団体だったみたいで最初は安心していました。2匹のネコにすごくつらい思いをさせて本当に申し訳ない」


別の人も…


宮田容疑者に猫を預けた人
「毎日苦しくて、どうしていいかが全くわからない。悔しいのただ一言。預けた私が悪かった」


8月、死んだネコを悼む慰霊祭が行われました。なぜ“多頭飼育崩壊”が起きたのか。


宮田容疑者が所属する保護団体の代表は…


アニマルアシスト千手 代表
「安易な引き取り。『 自分が引き取らなかったら、道で交通事故に遭う』と話していた」


保護猫の管理体制は自己申告制で、保護団体の代表は宮田容疑者を信頼し、直接、保護の様子を見に行っていませんでした。


アニマルアシスト千手 代表
「安易な受け渡し、報告・連絡がうまくいっていなかった」


次第に面倒が見られる頭数を超えてしまったとみられる宮田容疑者。取り調べに対し、容疑を認めているということで、警察は詳しいいきさつを調べています。


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