6日、ノーベル生理学・医学賞の共同受賞が決まった大阪大学の坂口志文特任教授。妻・教子さんと共に7日、会見を行いました。
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ノーベル賞 一夜明け「妻に感謝 言わないと怒られる」「別に~」
6日、ノーベル生理学・医学賞の共同受賞が決まった大阪大学の坂口志文特任教授。
大阪大学 坂口志文特任教授(7日)
「お祝いのメッセージなどを見ていたら、すぐ時間がたった。寝不足です」
坂口特任教授らが発見したのは、過剰な免疫反応を抑える『制御性T細胞』。リウマチや1型糖尿病、がん治療などへの応用が期待されています。
大阪大学の学生
「私が自己免疫疾患を持っているんですよ。(根本的な)治療が難しい分野なので大きな一歩になると嬉しい」
7日午後には大学の招聘教員で、『研究の同志』とたたえた妻・教子さんとともに会見を行いました。
妻・教子さん
「すごく嬉しかった。面白いデータが出るとそれなりにわくわくして、その積み重ねでここまできた」
大阪大学 坂口志文特任教授
「長年一緒にやってきましたので、本当にいつも感謝しています。これ言わないと怒られます」
妻・教子さん
「別に~」
井上貴博キャスター:
微笑ましいやり取りでした。『制御性T細胞』が実用化されれば、がんは怖いものではなく必ず治せる時代が来るんだと思うと心強いですね。
受賞を知らない?共同研究者の一人はハイキング中
今回のノーベル生理学・医学賞は大阪大学 坂口志文特任教授と、メアリー・ブランコウ氏、フレッド・ラムズデル氏 3人の共同受賞になります。
ただ、フレッド・ラムズデル氏は現在ハイキングに出かけ、デジタルデトックス(電子機器の利用を制限)を行っているため、連絡がとれていません。そのため、ノーベル生理学・医学賞に選ばれたことを知らない可能性もあるということです。(AFP通信によると)
7日は『ノーベル物理学賞』物理学の本流か、新素材に関する研究か
6日から始まった『ノーベル賞ウィーク』。7日は『ノーベル物理学賞』の発表です。
科学ジャーナリストの寺門和夫さんは、「去年(2024年)は人々の生活に近いAI関連が受賞したので、今年は宇宙物理学など、物理学の本流か新素材に関する研究が受賞するのではないか」と話していました。
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