
松本洋平文部科学大臣はきょう(1日)、JNNなどのインタビューに応じ、生まれた家庭環境などによって子どもの将来の選択肢が狭まることのないよう努めたいと、意気込みを語りました。
およそ1か月前、高市政権発足に伴い、文科大臣に就任した松本大臣がきょう(1日)、テレビ各社のインタビューに応じました。
「大臣として成し遂げたいことは」と問われた松本大臣。
「子どもたちがどんな家庭環境、どんな地域に生まれた(かなど)子どもたちがどんなに努力しても超えられないところで子どもたちの未来が決まってしまったり、狭まってしまうような環境をできる限り是正していくことが大切ではないか、ということは自分自身の信念としてずっと持ち続けてきた」と説明したうえで、「できる限りそこの壁を低くしていくような努力を文部科学大臣としてやっていきたい」と意気込みを語りました。
インタビューでは、松本大臣の幼少期にも話が及びました。自らの当時の性格を「引っ込み思案」と語る松本大臣は、乗馬の機会があっても「『絶対嫌だ』って泣いて拒否した」ということです。
自身の経験をもとに「本当に何気ない一言によって傷つくことがあったが、自分の中で思い悩んでいたことが、友達と話をしたら全然悩まなくていいことだと気づかされた経験がある」と話しました。
そのうえで、「我々からしてみれば、本当に何でもないような経験が、実は子どもたちには大きな糧にもなり得るし、逆に場合によってはそれが大きな傷になってしまうこともある」と指摘し、「子どもたちの背中をどういう形で大人がそっと押してあげるのかということもすごく大事だ。子どもたちには未来に希望を持ってしっかりと歩んでもらえるように私自身の思いも乗せて、文部科学行政を何かしら少しでも前に進めることができればと思っている」と述べました。
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