
6年前、首都高湾岸線を高級車ポルシェで時速268キロで走行して乗用車に追突し、夫婦を死亡させた罪に問われた男の裁判で、検察側は男に懲役15年を求刑しました。
東京・江戸川区の彦田嘉之被告(56)は、2020年8月、川崎市の首都高湾岸線で、高級車ポルシェを運転し時速およそ200キロから268キロで走行した上で、内山仁さん(当時70)と妻の美由紀さん(当時63)が乗る乗用車に猛スピードで追突して2人を死亡させた危険運転致死の罪に問われています。
きょう開かれた裁判で、検察側は「常軌を逸する異常な高速度で危険極まりない」「周囲に与える危険など一切考慮せず自己の欲求・好奇心を満たすためにまるで道路が自分一人のためのものであるかのような態度で走行した」と指摘。彦田被告に懲役15年を求刑しました。
一方、弁護側は「問題なく安定して走行することができていた」「被告が常識的に無謀というべきスピードで走行したことは明らかだが、単に無謀な高速度で走行しているだけでは危険運転致死罪は成立しない」として、過失運転致死罪に留まると改めて主張しました。
彦田被告は裁判の最後に、「今回の事故の原因には自制心と規範意識のなさがあった」「申し訳ない気持ちと償いの気持ちを忘れずに過ごしていきたい」「申し訳ありませんでした」と謝罪し結審しました。
判決は今月27日に言い渡されます。
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