「空(から)の巣症候群」という言葉がいま、共感を呼んでいるそうです。出会いと別れ、新たな生活が始まる時の「心の変化」は?街の声を取材しました。
卒業式シーズン 3割の親が経験? “空の巣症候群”とは
井上貴博キャスター:
多くの学校で卒業式が行われているなか、“空の巣症候群”という言葉があります。
▼“空の巣症候群”とは…
子どもが成長・自立して家を離れる(=巣が空になる)
→喪失感や心身の不調
はぐくみプラス調べでは、3割の親が「経験あり」と回答しました。また、子どもが自立したときの親の心境についてのアンケート調査があります。
Q.子どもの自立、どう感じた?(はぐくみプラス調べ、複数回答)
・ほっとした 37.6%
・うれしい 27.1%
・誇らしい 22.4%
一方、次のように答えた親もいます。
・寂しい 74.1%
・心配だ 63.5%
・不安だ 23.5%
・つらい 7.1%
神谷町カリスメンタルクリニックの松澤美愛院長いわく「子どもの成長がうれしい反面、寂しく思うのも親心。子育てが終わり、自分の役割を見失ってしまう親もいる」とのことです。
では、どういうときに親は喪失感を抱くのでしょうか。たとえば、次のような場面が挙げられるようです。
▼いつも通りの料理中に、“息子の大好物だったなぁ…”
▼洗濯物を干していたら、“あっという間に終わっちゃった…”
▼街中で高校生を見かけて、“この時間に帰ってくるの家で待ってたなぁ...”
“空の巣症候群” どうやって向き合う?
井上キャスター:
空の巣症候群には、どうやって向き合えばいいのでしょうか。
神谷町カリスメンタルクリニックの松澤院長は空の巣症候群について「子どもとの関係性は新たな段階に入ったと捉え、“自分を大切にした生き方”を見つけていく時期」と話しており、次のような対策を挙げています。
▼友人に会う
▼夫婦時間の充実
▼習慣の維持
たとえば習慣の維持について、子どもがいるときは子どものために絶対に3食作っていたという方は、「自分だけのことだから2食でいいや」とするのではなく、3食作り続けるといいそうです。
また、「朝起きる」「夜寝る」といったバランスをちゃんと整えることで自分の心と向き合えるのだと、松澤院長は話していました。
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