天然記念物に指定されている沖縄の一部地域に生息する希少なカメやトカゲを捕獲したなどとして、ペットショップの経営者らが警視庁に逮捕されました。沖縄県では希少な生き物の密猟が問題となっています。
自然豊かな沖縄。世界自然遺産「やんばる地域」の森には、数多くの希少な生き物が暮らしています。
「いた、ちっちゃいけどいた」
「なんかここにもいるよ。かわいい」
少し赤みがかった甲羅が特徴の「リュウキュウヤマガメ」もそのひとつです。国の天然記念物に指定され、捕獲などが禁止されていますが…
記者
「小室容疑者が警視庁目黒署に来ました」
きのう逮捕された茨城県土浦市でペットショップを営む小室寿洋容疑者(49)と店長の大竹綾乃容疑者(37)はおととし、「リュウキュウヤマガメ」などを現地で捕獲し、洗濯ネットに入れて自分の店に郵送した疑いが持たれています。動機について小室容疑者は…
小室寿洋容疑者
「お金になるから捕獲してしまった。中国人に売った」
警視庁によりますと、「リュウキュウヤマガメ」は海外で人気があり、高値で取り引きされているということです。
2人の店のSNSを見ると、様々な珍しい生き物を販売していたことがわかります。
記者
「容疑者らは、沖縄県北部の森林の中でリュウキュウヤマガメなどを密猟していたということです」
実は、沖縄県では天然記念物の密猟が深刻な問題になっています。環境省の職員らがパトロールして警戒をしていますが…
環境省 やんばる自然保護官事務所 高橋佳大 企画官
「ペットボトルやネットを使ったような無許可のトラップ(罠)は、しばしば確認されている。小規模であっても密猟されてしまうと、生息の存続に悪影響を及ぼす」
また、天然記念物を撮影した観光客のSNS投稿が、密猟者に悪用されてしまうこともあるといいます。
環境省 やんばる自然保護官事務所 高橋佳大 企画官
「写真一つで、どこの場所かというのが分かってしまったりするので、それで分かってしまい、密猟や生息地を荒らしてしまうことに繋がってしまう」
警視庁は、日本の希少な生き物が海外で人気があることも密猟の背景にあるとみて、取り締まりを強化しています。
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