全国で相次ぐクマの出没。その数は、去年の同じ時期の2倍以上となっています。クマに襲われた男性が、その恐怖を語りました。
「来ている、来ている。クマ出ている」
出没から3日。福島市内の工場や住宅地で男女4人を襲ったクマ。蛇口を開けて水を飲んでいる姿が目撃され、施錠された窓のカギを自力で開けて逃げ出したとみられています。
福島市 馬場雄基 市長
「極めて知能性があるクマだと思った」
そのクマと同一個体でしょうか。福島市では、きのう夜からけさにかけても、クマの目撃が相次いでいます。
撮影者
「いるよ、あれクマだよね。子グマだ」
これは先月30日、宮城県大衡村で撮影された映像です。車を怖がることなく、どんどん近づいてくるクマ。
撮影者
「やばい、やばい、やばい、やばい」
車を発進させると、クマは田んぼの中を反対方向へと走っていきました。
車を運転していた人
「だんだんと近づいて(クマの)顔が見えてくると、威圧感というか、恐怖感がでてきて、あわてて逃げた。子グマであれほど怖かったので、成獣なら本当に怖い」
また、広島市の安佐動物公園。先月31日未明、園内のカメラが捉えていたのは野生のツキノワグマでした。園内を調査したところ、クマの痕跡は確認されませんでしたが、念のため、園の一部を当面の間、閉鎖するとしています。
各地で目撃されているクマ。環境省によると、全国の出没件数は4月だけでも、速報値で1700件あまりと、去年の同じ時期の2倍以上となっています。
また、クマに襲われ亡くなった人も、去年のこの時期はゼロだったのに対し、今年はすでに4人となっています。
もし、クマに遭遇したら、どう身を守ればいいのか。Nスタが向かったのは、福井県大野市。去年11月、クマに襲われた山岸富士男さん(87)。あれから半年あまり。額には大きな傷が。
去年クマに襲われた山岸富士男さん
「こっちの目は開かないんです、目を開ける神経を切ったので。いまでもズキズキは、しょっちゅうではないがする」
これは当時の映像です。地面には転々と血痕が。さらに血に染まったシャツも。クマに襲われ、鼻の骨を折るなどし、20日間、入院するという大けがをしました。その現場を案内してくれました。
去年クマに襲われた山岸富士男さん
「あそこです。あそこに杉の木が立っているでしょう。6~7メートル後ろから音がしたので、そこでしゃがんだらクマにまたがられた」
墓参りを終えた山岸さんは、作業小屋に戻る途中でクマと遭遇。逃げ切れないと思い…
去年クマに襲われた山岸富士男さん
「クマが後ろから来たので、しゃがんで、手で(頭を守った)。そしたらクマがガーンと(耳を攻撃してきて)、(後ろに回ったクマが)こっちの目をガーっとひっかき、目玉をくり抜かれるかと思った」
じっと耐えること数秒、クマは山へ去って行ったそうです。
至近距離でクマに遭遇した場合、顔面や頭部を攻撃されることが多いため、両腕で頭部などを守るという正しい方法をとった山岸さん。
去年クマに襲われた山岸富士男さん
「(クマは)興奮させると、なお向かって来る。頭など大事なところ(を守り)、背中を丸くしてね」
・「コバエが、料理に一瞬だけ止まってしまった!」その料理、衛生的に大丈夫?専門家に聞いた
・“ポカリ”と“アクエリ” 実は飲むべき時が違った! “何となく”で選んでいませんか?効果的な飲み分けを解説【Nスタ解説】
・55歳母親を暴行死させた37歳男は“ヤングケアラー”だった 10歳から家事に追われた男と母親の「狂気の関係」
